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面接時、企業訪問時のマスク着用はアリ?ナシ?
ウイルスや花粉症対策でマスクが手放せない季節ですが、どんな時期でも面接や企業訪問の可能性がないとはいえません。そんな時に知っておきたい着用マナーとおすすめの対処法をご紹介します。
マスク着用が推奨されている時のマナーは?
公的な場や面接時はマスクを外すことが慣例であるため、基本的に面接や会社訪問の際のマスク着用はマナー違反です。しかしマスク着用が推奨されている今、どのようなマナーが必要でしょうか?
「マナー」とは、相手に対して自分が取るべき態度や配慮のことです。その場その状況、相手によって変化する、相手を大切に思う“気持ち”を形式化したものであり「相手がどう感じるか?」が一番の近道。正解はありませんので、その状況に合わせて行動しましょう。
マスク着用が推奨されている状況での訪問時、悩む場合は事前に、または当日に企業担当者へ確認をとりましょう。
<例1>「予防のためにマスクを着用していますが、御社ではどのような対応をされていますか?マスクを外してお話してもよろしいでしょうか?」
<例2>「予防のためにマスクを着用していますが、御社ではどのような対応をされていますか?ご対応くださる御社の安全のためには、マスクを着用したままのほうがよろしいでしょうか?」
事前に確認をとった場合でも、担当者が社内で共有していない場合もあります。そのやりとりを知らない社員からはマスクの印象でイメージダウンの可能性もありますので、当日もう一度相手の顔を見て確認するとさらに安心です。
訪問企業内でマスクの着用は基本的にマナー違反!なぜ?
風邪や花粉症、予防などを理由に日本にはマスク愛用者が多く存在しますが、基本的に面接や会社訪問の際のマスク着用がNGとされるのはなぜか、理由をご紹介します。
理由1:表情がわからない
人は相手の表情で様々な事柄を判断しています。表情が読めないと情報量が減り、相手の人物像が予想できず信頼関係を深めることが難しくなります。深層心理的にも、顔をかくして会話すると相手に与える印象が不利に働くといわれています。
理由2:声が聞きとりにくい
マスクで口が隠れてしまい、声が響かず聞きとりにくくなります。口の動きがわかれば予想することが可能な場合もありますが、マスクで見えないため、どんなにいいアピールをしても伝わらないことがあります。
理由3:好印象を逃す
公的な場や企業訪問時はマスクを外す慣習であるため、マスクをつけて訪問すると「常識を分かっていない人」というイメージを持たれやすく、第一印象が重要な場ではアピール度が下がります。
どうしてもマスクが必要な時の対策
風邪や花粉症など、どうしてもマスクを着用する必要がある時の対処法をご紹介します。
対策1:事前にお願いする
訪問前に企業へ連絡し、マスク着用の了承をいただきましょう。事前に連絡をすることで、マナーは知っているがどうにもならない状況であることが相手側に伝わります。その場合でも、面接前にはできるだけマスクを外し、顔が見える状態で受け答えしましょう。
どうしても外せない場合は、その場にいる方々に断りを入れてから付け直すと好印象です。
<例1>「わたくしごとなのですが、花粉症のため御社へマスクを着用したままお伺いしてもよろしいでしょうか?面接の際にはマスクを外しますので、ご了承いただけますか?」
<例2>「風邪気味のため、当日(本日)はハンカチとティッシュを持参して面接を受けてもよろしいでしょうか?」
<例3>「花粉症が重く、マスクを外すとくしゃみが止まらないため、マスクを着用したまま面接をお願いできますでしょうか?」
対策2:スケジュールの変更をお願いする
体調不良でどうにもならない、インフルエンザの可能性があるなどの場合は、無理して企業訪問せずスケジュール変更の依頼をしましょう。自己管理ができていない印象は免れませんが、社会人にとって日程調整はよくあることです。マスクをして印象も体調も悪いまま訪問するよりも、万全な体調で大事な面接に挑みましょう。
ただし、連絡の際は「体調管理ができておらず申し訳ございません」の一言を忘れずに。できれば直前のキャンセルではなく、時間に余裕を持ってスケジュール変更をお願いしましょう。
対応いただけたら、お礼の気持ちを伝えましょう。
マスクを味方に、どうか健康第一でお過ごしください。