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職務経歴書で大切なこと
前回、履歴書の作成ポイントをお伝えしましたが、今回はもう一つの応募書類である職務経歴書の作成ポイントについて記載します。
まずは、履歴書と職務経歴書の違いを抑えておきましょう。
履歴書と職務経歴書の違いは主に役割にあります。履歴書はあなたのプロフィールを主に確認する為の書類で、職務経歴書はこれまで行ってきた業務経験や活かせるスキルを確認する為の書類です。一般的なフォーマットはいくつかありますが、履歴書ほど定型化されていない為、またボリュームも多く作成するのに苦戦する方が多い書類です。
Contents
職務経歴書の基本
職務経歴書はA4サイズ1~2枚程度にまとめるのが一般的です。長文を羅列するのではなく、パッと見ただけで要点を把握できる書類づくりを心がけましょう。一般的な項目は、日付、氏名、職務要約、職務経歴、資格・スキル、自己PRの6つです。
職務経歴書は簡潔にいうと、「これまでの仕事を通して、あなたをプレゼンする書類」です。ポイントを押さえながら、これまでの仕事内容や成果を伝えることで、応募先企業から「是非会いたい」「活躍してくれそう」と思ってもらうことが大切です。
職務経歴書のポイント
■日付・氏名
日付は提出日にし、名前はフルネームで記載します。
■職務要約
冒頭部分に記載する職務要約は、職務経歴書の軸になる大切な部分です。職務経歴書に記載する内容を職務要約では網羅し、あなたが「どんな業務をしてきて、何が出来て、何をしたいのか」を端的に記載することで、採用担当者の目に留まり是非会いたいと思わせることが出来ます。これまでの経験だけでなく、何をしたいのか?ということまで記載することで、親和性や成長性、意欲なども伝える事ができます。一例としては、●●に貢献していきたい。●●のようなキャリアを築いていきたい。などがあります。
注意すべきポイントとしては、「何が出来て、何をしたいのか」が、応募先企業が求めている内容である必要があります。逆に求めている内容とズレていると、その時点で見送りの可能性があります。応募先企業のHPや求人票を読み込み、求めているスキルや経験を把握した上で記載しましょう。
■職務経歴
職務要約の「どんな業務をしてきて、何が出来て」の部分を細かく記載する項目です。具体的には、在職期間・会社名・社員数・事務内容・自分が行ってきた業務内容を記載します。実績などは数値も入れながら是非アピールしましょう。
■資格・スキル
応募先企業の仕事に活かせる資格や経験、技能を記載します。分かりやすく箇条書きにするのがオススメです。
■自己PR
あなたの強みを応募先企業でどのように活かせるかをアピールする項目です。具体的なエピソードも交えてまとめるのが効果的です。
自己PR作成の3POINT
①まずは『キャリアの棚卸し』
事前に行っておきたいのが、キャリアの棚卸です。アピールポイントになる部分を見つける為に、どんな経験を積んできたのか、どのくらいのスキルを有しているのかを整理しておきましょう。
②応募先企業が求める事を把握
求人票や企業ホームページを読み込み、「どんな経験のある人材を求めているのか」「どんなことを実現できる人物を求めているのか」を理解しましょう。
③自分の強みを言語化する
キャリアの棚卸しで明らかになった経験と企業が求める内容をすり合わせ、接点を作っていきます。その接点を具体的なエピソードも踏まえながら、PRとして記載していきます。
職務経歴書の作成で大事なポイントは、まずは自分の経験をしっかりと理解し、企業の求める経験やスキルに当てはめて、自分の強みとして記載することです。
この部分を踏まえて、応募先企業に響く書類を作成してみましょう。