- 社員インタビュー
青森の魅力を自らが体感し、表現することを楽しむ
接客業への憧れを現実にするため、思い切って転職に挑戦された外舘さん。 星野リゾート 青森屋にて、現在は正社員として勤務されております。 今回は「働く」という視点でみた青森屋のお話を沢山お伺いしました!
接客業への興味から異業種転職へ
以前は石油プラントで設備管理の仕事をしていました。前職では、お客様と直接的に関わる機会が少なく、密にコミュニケーションを楽しめる仕事がしたいという想いから、転職活動を開始しました。接客業はどのような仕事なのか、自分にできるのか、まずは短期間経験することから始めたいと考えていた矢先、星野リゾートが特集されているテレビ番組を観ました。早速インターネットで検索し、派遣会社を通して応募、派遣社員として勤務をスタートしました。
働き始めた頃は、所作や話し方、言葉遣いなど基礎的な部分に不安を感じておりましたが、周りのスタッフからの細かな指導やフォローもあり、次第に自信が持てるようになりました。実際に勤務をした短期間の中で、メンバーの仕事に対する姿勢や、どのようにしたらお客様に喜んでいただけるのかという事をチームで考え、行動に移している姿に感銘を受け、「ここで働きたい!」と強く思い、正社員応募をいたしました。
表と裏 関係なく幅広い業務に携わる働き方
星野リゾートではスタッフ皆がマルチに業務を担います。1日の中で、フロントやレストランサービス等の接客を伴う業務だけではなく、客室清掃やレストラン会場の準備、洗い場、仕込み調理など非接客業務を担当することも多くあります。表のみではなく、裏の仕組みも理解しながら働くことで、多角的な視点で物事をとらえ、提案する力や応対力を身に付けることができたように思います。
私は、主に客室清掃とフロント、レストランの3種類を現在ジョブローテーションしておりますが、お客様のチェックインからチェックアウトまで、滞在の流れを、点ではなく線で考えることができる様になりました。「お客様の滞在にとって何が最善なのか」ということを自分一人で考えるのではなく、チームで話し合うことが日常で多々あります。自分にとっては、苦手だと感じた業務でも、チームメンバーの意見を聴くことにより、やりがいを見つける瞬間がありました。マルチタスク=多くの業務を覚える、ということで大変な印象を持たれますが、幅広く関わるからこそ全体をイメージでき、様々な改善点を見つけることにも繋がりますので、お客様の滞在をより良くするためには、直接的な接客応対が全てではないことを学ぶことができました。
非日常空間で温かいサービスを
かっちゃのぬくもりご飯をコンセプトとしたビュッフェレストラン「のれそれ食堂」では、お客様が田舎らしさを楽しめる様な雰囲気づくりを大切にしており、小さなお子様にも津軽の方言である「へばな(またね)!」を用いてお見送りをしております。
以前、フロントでチェックインを担当したお客様が会話を重ねる中で、お誕生日のお祝いを兼ねたご旅行であることが分かり、レストランにてサプライズを実施したことがありました。私自身がサプライズプレートを提供したのですが、お客様の喜んでいる姿を目の前で見た時、非常に嬉しい気持ちになりました。お客様のお祝いのお手伝いをはじめ、お客様の非日常の思い出作りに寄与できるのはこの仕事の魅力だと感じております。
キャリアのデザインは自分次第
入社してから、滞在に関わる業務全般を少しずつ習得して参りました。半年後、レストランやフロント、調理など、複数存在するセクションの中で、自分が伸ばしたいスキルや希望する生活時間帯に応じ、軸となる所属場所を決めました。上長にあたる、ユニットディレクターとの面談は、堅苦しいものではなく、自分の意見を素直に伝えることができました。
私は、ステップアップのため、「のれそれ食堂」の営業責任者に挑戦したいと考えております。営業責任者とは、当日の運営が円滑になるようメンバーへの情報共有を行い、イレギュラーな出来事に対しても、臨機応変な判断と行動をすることが求められます。そのため今は、レストラン内の様々なポジションを経験することに加え、積極的に新規スタッフのトレーナーを担っています。
営業責任者を現在担当しているスタッフは20代前半の社員が多いです。幅広い年代の方が一緒に働いておりますが、「フラットな文化」を目指している会社だからこそ、入社歴や年齢に関係なく、対等に話し合う雰囲気があるので、転職した私にとっては働きやすい職場だと感じております。
のれそれ食堂の他にも、もう一つ、私のキャリアで今後も伸ばしていきたいと考えているのは演者としてのスキルです。「みちのく祭りや」では、スタッフが毎晩、青森四大祭りのお囃子を披露しております。青森のお祭り文化を多くの方に知っていただき、本場の祭りに足を運んで欲しいという想いから、みちのく祭りやは誕生したのですが、ショーを披露している演者は、笛や太鼓、手振り鉦、ほか、扇子持ちや山車を引くアンサンブルという役割があります。今現在、私はアンサンブルとして活動しているのですが、お客様が目の前で感動してくださっている姿を見ると、私自身鳥肌が立ちます。演者メンバーは、非常にストイックで、どのようなタイミングでお客様が拍手をされたのか、盛り上がった場面はどこであったのかなど、毎晩ショーの終了後に話し合いをしており、セリフや掛け声など、これまで何度も変更を重ねてきました。お客様とスタッフとの一体感が「みちのく祭りや」の魅力でもあり、私のやりがいにもなっているので、次なるポジションとして太鼓に挑戦したいと考えております。一人前になり、皆さまに自信を持って披露できる日までコツコツと練習を重ねていきたいと思います。
休日も青森での生活を満喫
私は岩手県久慈市の出身で、東北でありながら雪があまり積もらないエリアに住んでいました。青森に来てから、まず、雪の多さに正直驚きましたが、アウトドア好きの私にとって絶好の場所であると感じております。休みの日は釣りやキャンプ、登山を楽しんでいます。会社のメンバーとも登山仲間となり、「次はどこの山を登ろうか」なんてことを話していますし、近所にあるキャンプ場では、アヒージョを作り、おしゃれキャンプも堪能しました。
休日に、趣味として青森の自然を楽しむことが、お客様との会話に繋がったり、新しい滞在魅力のヒントになるなど、今後の仕事にも活かせることだと感じているので、まずは青森での生活を充実させ、自分自身が青森の魅力を体感していきたいです。
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