- 社員インタビュー
モノづくりから場作り、人創りへ
杉村建設工業 今泉さんのご紹介
工業高校卒業後、杉村建設工業一筋で28年間勤務する今泉さん。社内の信頼が熱く、ムードメーカーでもある今泉さんには成し遂げたい目標が…!?現場とストイックに向き合い続けたからこそ感じる、仕事や会社への熱い想いを伺うことができました。
目指していた建設業界へ
元々モノづくりに興味があったので、工業高校へ進学し、建築を学びました。学んだ知識を活かしたいと思い、就職は漠然と「地元の建設会社で働ければいいなぁ」と考えていて、そのときにパッと手に取ったのが杉村建設工業の求人票でした。自分が手掛けるモノづくりが地域発展に貢献し、後々残っていくような、そんな仕事がしたい!という想いがありましたね。同時に、背中で語るような寡黙な「職人」に憧れも抱いていたと思います。
果敢に挑み、学んでいく姿勢
土木作業員として入社後、とにかく慣れるまではなんでも積極的にやらせてもらいました。
失敗もいくつもしましたよ(笑)。当時の監督には「挑戦しないと成功も失敗もないよ」とよく言われてきました。失敗してもすぐ辞めるのではなくて、成功するまで試行錯誤してやり続けることで、技術も経験も身についていきます。そのような下積み時代があったからこそ、今があると思っています。
若い頃の働き方を思い返すと、例えば、監督の指示を聞いて動くのは当たり前で、その前に「監督は今こんなことを考えているんじゃないかな…」とある程度予測して動く癖をつけていました。このようなマインドは今もすごく意識していて、現場監督が「うーん…」と考えているときは、「こうすればいいんじゃない?」と自分からコミュニケーションを取りに行ったりしていますね。
夏は暑く冬は寒い、「だからこそ」
自分たちは外で働く仕事なので、季節や天候の影響は非常に大きいです。想像できるとは思いますが、夏は暑いし、冬は寒いです。当たり前ですが(笑)。だからこそ、元気出してみんなで声を掛け合ったり、励まし合ったりそういったコミュニケーションをお互いすごく大事にしていますね。年齢の垣根を超えて、すごく仲が良いチームですよ。
会社の取組みとして経口補水液を段ボール単位でセットしていたり、合間を見てエアコンが効いた休憩所での小休憩を挟んだりなど熱中症対策は欠かさずしています。冬の八戸市は、青森県内でも積雪量が少ない方ですが、それでもジャンパーなど着込むのはもちろん、ネックウォーマーをつけたりやホッカイロを貼るなどして、寒さ対策をしています。
現場の数だけ答えがある
自分が大切にしている考えは「現場にこだわる」ということですね。資格取得に挑戦し、1級土木施工管理技士なども取得しているのですが、やはり現場でどうアウトプットできるかが最も重要だと思っています。「論より証拠」ではないですが、考えるよりもまずは触ってみたり、踏んでみたり、動かしてみたり、それから適切な方法が見えてくることが多いですね。正解はひとつではなく、現場の数だけ違うやり方があるので広い視野で対応するよう心掛けています。
人を育てたい
自分は28年間、杉村建設工業一筋ですが、次の目標は「人を育てる」ということです。これまで培った経験を次の世代へ託していく機会がそこまで多くなく、寂しく感じています。自分たちの経験や技術を次世代に残していくことはある意味「義務」でもあると思うんですよ。若年層の建設業界離れを感じつつも、自分たちが若かった頃、当時の先輩方から熱心にご指導いただけた機会があったからこそ尚、自分も「人」を育てたいと思うんです。その繰り返しで会社は成長していけると思いますし、自分自身の成長にもつながると思っています。
その点、土木業界に興味を持ってもらえるように会社としても様々な工夫をしていると感じます。例えば、この作業着も社長自らデザインをしてリニューアルしたのですが、すごく評判がいいんですよ。また、休みが取りやすくなったなどの働き方改革も含め、会社の努力も年々感じるからこそ、教育体制の強化には熱が入ります。
何より素直さが一番
どんな人が向いている、向いてないというのはないと思いますよ。誰しもが未経験から始まり、現場を重ねるごとに着実に成長していけますからね。ただ、強いて言えば「素直な人」と一緒に仕事がしたいと思いますね。できるできないは置いといて、とにかく返事がいいとか (笑)。自分たちはチームで仕事をする会社なので、チームワークも大切にしています。もちろん、モノづくりですので突き詰める部分にもしっかりと向き合える、そんな方と一緒に働きたいですね!