- 経営層・管理者インタビュー
私も障がいのある子を持つ親として。誰もが自分らしく生きる社会をつくる。
放課後等デイサービス ミライエ 事業管理責任者 松林さんのご紹介
物腰柔らかな風貌でも、心は児童福祉に対して情熱やプライドをお持ちの松林さん。スタッフからの信頼も厚く、利用者さんたちからも慕われている松林さんにお話を伺いました。
事業管理責任者 松林さんの仕事内容について
事業管理責任者としての普段の仕事内容は、基本的に他のスタッフさんたちとさほど変わりはないのですが、請求・または報告業務・またミーティングなどに費やす時間は多くなります。資料の作成をしたり、新しい療育プログラムを考える時などは、パソコンの前にいる時間の方が長いこともあります。ただパソコン作業はさほど苦にはなっておらず、最新の福祉事情や障がい者支援に必要な情報がすぐに手に入る点が良いと感じています。
現場の声にも耳を傾けながら、より良い支援のために日々試行錯誤です。
また、管理責任者としては他施設の方々との電話でのやりとりも頻繁にあります。保護者との面談もあります。その時にここで過ごす利用者さんの様子や小さな変化なども漏れなく伝えられるように日頃情報の管理には気をつけています。
安全管理や衛生面での徹底はとても重要なので毎日の全体ミーティングでいつも伝えています。今いるスタッフさんたちはどんなに些細なことでもすぐに連絡・報告してくれるのでとても信頼でき、僕自身すごく助かっています!
入社のきっかけ
実は僕、社長の北向康大の一つ上の先輩なんです。同じ三沢高校の野球部で共に甲子園を目指した仲でした。あの時流した汗や涙を彼はずっと覚えてくれていて。僕がチームのキャプテンとして当時のメンバーをまとめていたものだから、福祉事業を任せても大丈夫だ!って言うんです。そんなのなんの根拠にもならないよ、本当に自分なんかでいいの?と一度は食い下がったのですが、彼の障がい福祉に対する想いや社会を変えるんだ!という暑苦しい感じがなんだか野球部時代を思い出させまして(笑)。
よし!やるならとことんやろうじゃないか!と入社と同時に障がい福祉事業の責任者を任せてもらいました。
より身近に、地域に根ざした会社としての新たな取り組みを
みなさんは、「レスパイト」という言葉を知っていますか?レスパイトとは、”休息”、”息抜き”という意味なのですが、知名度は低いです。
医療や福祉の業界では、障がいを抱える子や高齢者など、介護をする側の人が一時的に介護から解放され、休息を取れるようにする支援サービスのこととして使われるのですが、今の日本では全く浸透していない。この現実を私たちは変えていきたいと思っています。そのために私たちは放課後の預かりサービスをはじめ、別部門である整骨院事業とも掛け合わせるなどして、事業の枠を越えたサービスを提供できることに誇りと自信があります。
子どもを預けて、親御さんが自分の時間を持つ。自分を労わる。とても大事なことだと私たちは提唱しています。
またかつて月に一度「フードパントリー」という活動を開催していました。これは何らかの理由で生活が厳しい、または生きづらさを感じている方々に無料で食品を提供するという企画です。この活動は共同主催の地元のフットサルクラブのメンバーと地域の障がい児サークルの子どもたちと一緒に、活動の「呼びかけ」から「当日の運営」までを行っています。
その他にも障がいのある子どもたちのその家族のために映画館を貸切にするプロジェクトやヤングケアラーをテーマとした映画の自主公演などさまざまな外部活動も行ってきました。そこには障がいのあるお子さんを持つご家庭が閉鎖的にならないようにするためでもあります。
”子育て”が”孤育て”にならないよう、常に私たちから手を差し伸べる準備を心がけています。
これからCOCOZOの面接を受けたい人へメッセージ
私自身も障がいのある子どもを育てる一人の親でもあります。365日子どもたちと関わる人生ですが、毎日が違って毎日が面白いのです。ルーティーン作業で機械に向かう仕事は、僕には向いていなかった(笑)。人間味溢れるこの職場が僕は大好きです。働く時間を有意義に、そしてやりがいと充実感を得たい方は是非私たちと一緒に児童福祉の業界で、子どもたちの未来を支えていきましょう!