- 社員インタビュー
橋梁の面白さ、インフラを担う施工管理者
インフラ保全部 課長のご紹介
現在、施工管理者として活躍しているインフラ保全部の課長に、橋をメインとしたお仕事の魅力ややりがい、中綱組で培われる卓越した技術者として今後の目標などについて、伺いました。
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私は、学生時代に構造や土木工学などを学び、その中でも橋梁工学に興味を持ちました。橋は一つ一つ、独自の特性があり、立地や橋の長さ、構造などの要素によって劣化の仕方が変わってきます。その橋がどのように作られ、どのような条件下で使われ、それによってどう変わるのか、また橋の耐久性を高めるためにはどんな方法があるのかをもっと知りたいと思いました。その研究の調査を中綱組に手伝ってもらったのが会社を知るきっかけでしたね。
働きやすい環境
私の普段の業務は、発注元や協力会社など各関係者との打合わせや、品質や安全を確保しながら工程通りに工事を進行させるための工事全体の施工管理です。一般的に施工管理者は残業が多いイメージですが、中綱組ではほとんど残業がなく、繁忙期でも19時には退社しています。その理由は、現場で導入されている電子小黒板などのICT(情報通信技術)があるからです。ICTの導入により、工事写真の整理などの書類にかかる時間が短縮されました。また、天候などにより工期が追われる場合もありますが、中綱組では様々な対策を講じています。たとえば毎週、社長をはじめ、工事部員、営業部員が集まり工程会議を行います。会社全体で工事進捗状況などを把握し、人員や車両の配置を調整・工夫などの改善策を共有し、現場をスムーズに進めるための取り組みを行っています。
また、上司や部下と冗談を言いながらも効率的に仕事を進めており、若手社員が気兼ねなくコミュニケーションがとれる環境づくりを心掛けています。そして現場から会社に戻ると、上司や他の部署の方々が私たちの帰りを気にかけて待っていてくれます。中綱組では、昔からそんな温かい雰囲気がありますね。
施工管理者として、大規模な建設や橋の撤去など幅広い経験を積んできました。特に、入社3年目に担当した蓮沼橋の補修工事は特別な思い出です。観光地の蓮沼付近に位置し、迂回路が取れず、初冬の着工となり苦労しましたが、指導を受けながら無事故・無災害を目指し精一杯取り組みました。工事完了後、周囲から「あそこの橋がきれいになった」という声を聞き、喜びを感じました。
他社では得られない知識や技術
この中綱組で学んだことは数多くあります。
まずは橋梁補修工事に関する知識と技術ですね。橋の補修には部分ごとに異なる技術や工法、材料が必要です。例えば、車の修理といっても車のボディとエンジンの修理では、全く違う修理方法になりますよね。それと同じく、橋の補修においても、どこを補修するかによって技術や工法、材料が変わってきます。また、塗装工事では、塗膜除去から塗装まで何工程もあるため手順や塗料の扱い・現場内の温度管理など、管理することはたくさんありますが、工事が終わり、足場を外した時には、きれいに仕上がった橋を見て感動します。
中綱組が保有する補修技術・工法は、他の会社では得られないものであり、それを習得できることが大きな財産となっています。入社後の学びは多岐にわたりますが、特に橋梁補修工事における知識や技術、そしてスケジュール管理やコミュニケーションスキルの向上は、自身の成長につながる重要な要素だと考えています。
また、入社時は苦手だった自分のアイデアや進捗状況を的確に伝える方法なども学びました。今後も更に、施工管理者として積極的に挑戦していきたいと考えています。
資格取得サポートがあるから、次に目指すモノがある
中綱組の資格取得に関わる費用は会社がすべて負担してくれます。また研修に参加する機会も積極的に与えてくれます。私は入社してから3年目に2級土木施工管理技士を取得し、その後1級土木施工管理技士の資格も取得しました。先輩方からの指導やサポートがあり、家族のような温かさを感じました。あの時は、期待に応えるために必死に勉強しましたね。
将来的には、コンクリート技士や診断士の資格取得を目指し、現場で後輩たちをサポートしながら指導する立場になりたいと思っています。
後輩の成長に喜びを感じる
中綱組では、やる気と諦めない姿勢が大切だと思います。いろいろな立場の人と話すことが多いので、コミュニケーション能力が高い方が多いです。特にやっている作業や仕事に興味を持っている方は、現場作業の飲み込みが早い印象がありますね。また、希望があれば入社後に配置転換など柔軟に対応しています。実際に、施工管理者を目指して入社した後輩が現場での監督補佐を経験して、もっと身体を使う仕事がしたいとのことで重機オペレーターとして配置転換し、現在も活躍しています。彼はリーダーとして周りを引っ張っていく素質を持っているので、将来が楽しみです。彼のような心境の変化や成長を見守りフォローすることも、先輩として喜びや嬉しさを感じますね。
これからも様々な現場で無事故・無災害を目指し、完成した時に高評価をもらえるよう丁寧・安全に仕事をしたいと思います。そのためにも諦めず成長し続けたいと考えています。