• 経営層・管理者インタビュー

県外通勤の小原院長が描く、患者さん・働く治療者にとって核心をついた治療のあり方

県外通勤の小原院長が描く、患者さん・働く治療者にとって核心をついた治療のあり方

合同会社COCOZO

小原 亮(Ryo Obara)

ともす鍼灸整骨院 院長 小原亮さんのご紹介

普段は物腰柔らかな風貌が治療になると真剣な表情へ一変。患者さんの身体と向き合う姿は、言葉で語らずとも仕事に対する情熱やプライドを感じさせる小原院長。「施術のことなら小原院長」とスタッフから言われるほど信頼の厚い小原さんにお話を伺いました。

院長 小原亮さんの仕事内容について

院長としての普段の仕事内容自体は、基本的に他の整骨院スタッフとさほど変わりありません。
新人教育やミーティングに費やす時間が多くなるくらいですね。勉強会の資料を作成したり、院内の新しいメニューを考える時などは、施術用ベッドよりもパソコンの前にいる時間の方が長いこともあります。私たちの院では毎日の売上管理や顧客情報までほぼパソコンで管理しており、経営に必要な情報がすぐに手に入ります。学生時代商業科だった経験が活きていると感じます。
院長として現場の声にも耳を傾けながら、より良い院づくりのために日々試行錯誤するというのが私の仕事です。

また、保険請求の書類作成や関係者の方々との電話でのやりとりも頻繁に行います。こういった作業についても私はなるべく迅速に、間違いのない状態でやり取りを行うことを心掛けています。いつか暖簾分け等で他のスタッフに自分の作業を受け渡す時に、適当なことを教えたくないので。笑

治療家として、院長としての目に見えない努力

あとはとにかくスタッフが何か分からないことがあったときも答えられるよう、治療に関しての知識や情報を常に吸収しています。自分自身も、治療技術の幅を広げつつ、患者さんの疑問にはなるべくその場で答えたいという想いと、痛みの原因追求のために時には様々なアプローチが必要になるため情報収集は欠かせません。あと、治療には直接関係ない世間のニュースや流行り、近くのおいしい飲食店さんとかの情報も患者さんとの話題作りのために調べたりしますよ!なので通勤中は常にYoutubeを流しています。

入社のきっかけ

実は代表の北向とは同じ専門学校の同期なんです。学生時代はよく部屋で勉強したりゲームをしたりしていました。当時限られた仕送りの中で生活していた僕たちは、よく2人で超節約メニューを考案しては互いに作りあって食べたりすることもありました。その後は無事、柔道整復師の資格を取得し、それぞれの就職先で治療者としての下積み期間を過ごすのですが、ある時久しぶりに会ったタイミングで北向が開業したということを教えてもらったんです。ちょうど自分も転職か開業もいいなと思っていた時期だったので北向が何気なく「うちで一緒にやらないか」という言葉がずっと頭に残っていたんですよね。そしてその日からまた数ヶ月後に再度北向と話す機会を作り、そこで入社を決意しました。

より身近に、地域に根ざした整骨院としての新たな取り組みを

今の時代、整骨院はコンビニと同じくらいあるんですよ。だけど知名度は低い。さらに日本の整骨院は海外の医療現場からは高く評価されているのに、国内だとまだまだ地位が低い。この現実を私たちは変えていきたいと思っています。そのために当院は健康に関する発信を強化し、”整骨院”という空間をなるべくオープンして、たくさんの方に足を運んでもらおうと様々な取り組みをしています。

フードパントリーを通じた整骨院としての社会貢献活動

その取り組みの一つとして、月に一度「フードパントリー」という活動を開催しています。これは何らかの理由で生活が厳しい、または生きづらさを感じている方々に無料で食品を提供するという企画です。この活動は共同主催の地元のフットサルクラブのメンバーと地域の障がい児サークルの子どもたちと一緒に、活動の「呼びかけ」から「当日の運営」までを行っています。
また、当院をこの活動の拠点とすることで、普段整骨院に行く機会のない方でも初めて整骨院という空間に足を踏み入れる機会を作り出しています。その際、実際の整骨院の様子を見て、その雰囲気を感じていただくことができます。当院には高い治療技術や最新の機器が揃っていますが、それ以上に我々は院へのアクセスの敷居をできる限り低くし、気軽に訪れていただける、身近な健康ステーションとしての整骨院を認知していただくことを願っています。

仕事の難しさと楽しさ

難しさ

当院の治療方針では、単に手技だけにこだわるのではなく、電気治療やEMSといった最新の治療機器を併用しながら施術を行います。しかし、いくら高度な技術で施術が可能だとしても、その「原因」が見つかっていなければ、根本的な改善に辿り着けないという難しさがあります。時にこの原因がなかなか特定できない事もあるんです。ただ諦めなければ必ず原因が分かるので、レントゲンやMRIに映らない筋肉や骨格・末梢神経の状態を私たちは読み取ります。そして患者さんから信頼される関係性を築いていくことが、この仕事の難しさでもあり《やりがい》でもあると私は思います。

楽しさ

勉強会は楽しいですよ!受ける側も実施する側も。私は解剖生理学が好きなんですが、すごくマニアックな話ができる時はとても楽しいですね。あと、健康に全く無関心だった患者さんが徐々に健康意識が高くなっていく過程を見るのは楽しいです。

大事にしていること

機械は壊れたら部品を取り替えたら直ります。だけど人体はそうはいかない。人間の身体はすべての器官・組織が相互に密接に関わりながら機能しています。だから何か不調を感じた時は、どこか1箇所だけが悪い訳じゃない、という意識で施術に入り、患者さんとの何気ない会話からも不調の原因はないか常にアンテナを張って仕事をしています。
患者さんの椅子に座る動作、歩き方、何気なく触っている場所、など日常の些細な動きにも身体からのサインが隠れているんです。そのサインをキャッチすることが大事ですね。私たち治療者は、「治す」のではなく「本来身体が治そうとする働きを最大限にサポートする」のが仕事です。時に患者さんの習慣や考え方までご指導させてもらうこともありますが、自らの回復力が高まり、免疫力を保てる身体こそ本当は誰もが手に入れたい”健康体”だと私は考えています。

これからCOCOZOの面接を受けたい人へメッセージ

よく皆さんから驚かれるのですが、私実は、県外から通勤しているんです。通勤時間は約1時間程度。それでも苦痛に思ったりしないのは、職場環境が自分に合っているからだと思います。施設も新しく、さまざまな症状にも対応できる施術力。さらには充実した研修制度と社員のプライベートも大事にするという価値観がある職場です!どうか従来の整骨院業界に対する固定概念は捨てて、当社を見てください。働く時間を有意義に、そしてやりがいと充実感を得たい方は是非一緒に地域医療を支えていきましょう!

医療・福祉業, 教育合同会社COCOZO

私たち ”合同会社COCOZO”は、代表 北向が2016年に「きたむき整骨院」を院長として開業したのが発足。当社の名前である「ここぞ」 には、悩んだり困っている人の “ここぞ” という瞬間、助けを求めるその時に差し出された手をしっかり掴み、支援を行える企業で在ることを表しています。 困っている方の一助となる企業として、整骨院事業を筆頭に、福祉や教育事業を手がける成長企業です。 ※現在、求人は整骨院柔道整復師・鍼灸師「ともす鍼灸整骨院」での求人を行っております。