• 社員インタビュー

人の感覚で仕上げていく作業は難しい所でもあり、面白い所でもある

株式会社木村食品工業

小山内 公基(Koki Osanai)

中途入社して6年目の小山内さんは、頼まれたらできることなら何でもやってあげたいと話す優しい職人さんでした。具体的な業務内容やお仕事をする上で大切にしていることについてお話しを聞かせていただきました。

「出来そう」から「チャレンジしてみよう」という気持ちに

入社のきっかけは、求職中にハローワークで求人を見つけたことです。地元では有名な会社で良く知っていましたので、まず興味を持ちましたね。

決め手は2つあり、1つは前職で電子部品の製造をしていましたので、機械の操作の経験が活かせそうだなと思ったこと。もう1つは、人を相手にするサービス業などは向いていないと思っていて、工場で働きたかったからなんです(笑)。食品製造は自分には決して向いているとは思わなかったのですが、「出来そう」から「チャレンジしてみよう」という気持ちに変わりました。

感覚で仕上げていく作業は、難しいけどやりがいがある

現在は原料部の中で、山菜の「色だし」作業を担当しています。「色だし」とは、春に採れた山菜を塩漬けにして、それを塩抜きした後に本来の鮮やかな色にする作業のことです。工場ですが、この作業は機械ではなく人が全て行います。塩の抜け具合も自分の舌でチェックします(笑)。要する時間もマニュアル通りとはいかない所があります。
山菜の種類や状況によって茹でる温度と時間の調整がとても重要で、この仕事の面白い部分です。経験と感覚で仕上げていくこの作業は、とても難しい部分でもありますが、やりがいがあります。
最初の頃はとても緊張しました。自分が失敗すると次の工程で作業ができなくなり、出荷予定がずれ込んでしまいますから。今は、出荷スケジュールを確認しながら、余裕を持って準備します。1日の仕事が早く終わったら、翌日の予定でも時間内でできる限りのことはするようにしています。

気合いで乗り切る繁忙期は少し雰囲気が違います

原料部は全体で40名程度所属しているのですが、私の業務は1人でやる仕事で、担当しているのは2名だけ。ですから、秋~年末の繁忙期は気合いを入れます!筑前煮や豚汁の材料などの注文量が一気に増えるからです。1年で一番辛い・・フル稼働で体力勝負になってきますね。手が回らなくなると失敗するので、いつも以上に段取りに気を遣うのは勿論ですが、次の工程の部署への状況連絡も大事になってきます。

地元に根差した企業ならではだと思うのですが、ちょうど閑散期の農家さんがこの時期に働きに来てくれます。毎年だいたい同じ顔触れで心強いのと、雰囲気が少し変わってとても賑やかになります。

直接お客さまと話をする機会は気持ちが和みます

日頃は1人で黙々と仕事しています(笑)。業務連絡以外はほとんど話をすることがないのですが、5月~6月の山菜の買取り時期だけは直接お客さまと話をする機会があります。近隣の一般の方が山で採った「ふき・たけのこ・ぜんまい」などを直接持ってきてくれるのです。馴染みの方も多くて、自分で採って来た品物の量や質、誰も知らない秘密の採取場所を誇らしげに話してくれるのを聞くのはとても楽しいですね。
「おめ、話聞いいでくれで、いいわげもんだな」(あなた、話を聞いてくれて、いい若者だね)って褒めてくれるのも嬉しいことです。気さくなお爺ちゃん達と話をすると気持ちが和みます。

目標は伝説の人。そして、一緒に働きたい人とは?

今後は、今やっている「色だし」の仕事を極めていきたいですね。6年経った今でもやり直すことがあり、感覚が頼りの難しさがあります。以前働いていた方で伝説のように「あの人は凄かったな」と度々名前を聞く人がいます。段取りが良くて、ハンドリフトを使わず、何でも持てる力持ちでもあったそうです(笑)。見たことはないその方に追いつけるように、日々頑張っています。

この業務はマニュアルを頼りにできませんので、素直で人の話を聞ける人や地道にコツコツと努力し続けることができる人が向いているかもしれませんね。欲をいえば、自分は口下手で説明が下手だから、解らないことは何でも聞いてくれる人がありがたいかな(笑)。
あとは体力!体を動かすのが好きな人に来てほしいです。

製造業(食品・医薬品・住宅・その他)株式会社木村食品工業

農作物加工食品を製造して早40年過ぎました。山菜を含む野菜の加工品。りんごのシロップ漬けなど、国産原料を中心に、多くの素材を食卓に提供し続けております。幅広い年代の方がいるので、人生の先輩たちも公私とも相談に乗ってくれる暖かい雰囲気の会社です。