• 社員インタビュー

美しい日本海が私たちの働くフィールド

美しい日本海が私たちの働くフィールド

日本サーモンファーム海水部 秋田さんのご紹介

もともと海での仕事に興味を持っていた秋田さんは、工業高校卒業後、一度は建築の道へと進みますが、「海」で働くことへの想いを諦めきれず、故郷外ヶ浜町へUターン。 地域の漁業衰退を課題に感じている中で出会った、日本サーモンファームの社員との何気ない会話から熱い想いを抱き、入社。 事業の立ち上げから携わった秋田さんが当時見据えていたビジョンや、海のフィールドに働くことへの想い、これからの展望を伺うことができました。

一言から感じた強い会社の意志

生まれは外ヶ浜町で、父がイカ漁をしていたこともあり、幼い頃から海を見て育ってきました。学生時代は工業高校で建築を学んでいたので、漠然と建築に携わりたいと思い、県外の企業へ就職をしました。約3年間様々な経験をさせていただき、自分が本当にやりたいことは何か、考える時間も増えていきました。やはり心のどこかにあったのは「海での仕事がしたい」という想いでしたね。家族や前職の会社にも相談の末、父のもとで修業をすべく、Uターンを決意しました。帰省後、早速船に乗る日々が始まったのですが、当時の三厩(みんまや)漁港はイカ不漁で、漁業組合全体として頭を悩ませていたんです…。地域漁業の未来を見据え、何か革新的な解決策が必要ではないかと葛藤しながら毎日を過ごしていました。

とある日、町で漁業関係者と地域の方々が集まるイベントがありました。そこへ参加していた自分に、たまたま話しかけてきたのが日本サーモンファームの社員の方でした。
「今別町でサーモン養殖事業を計画しています。興味ないですか?」と。
いきなり話しかけられたので驚きましたが、その反面すごく嬉しかったですね。その社員の方の言葉からとても想いの強さを感じましたし、このままイカ漁を続けていくかすごく悩んでいた時期でもあり、話を聞いてみたいという気持ちが湧いてきました。「興味あります。始まるタイミングでまた教えてください。」と、力強く返答しましたね。

地域を巻き込む成長事業

イカ漁を営む家族からの後押しを受け、新たな一歩を踏み出したのですが、当時の日本サーモンファームはまだ事業が発足したばかりということもあり、手探りの部分も多々ありました。いま思うと、養殖についてほとんど知識がなかったのですが、なぜか不安はあまりなく、手探りの状態だったからこそ日々起こる新しいコトの連続がすごく新鮮だったように思います。例えば、海面養殖には欠かせない「いけす」の設置においても、固定するための土俵づくりが必要なのですが、このような作業一つ一つも、みんなで和やかに協力しながらトライ&エラーで作業をしたことを思い出します。気づけば、日本サーモンファームの事業としてだけでなく、地域を巻き込む事業へと拡がりを続け、海に活気が戻ってきたように感じました。紆余曲折はありましたが、私たちだけでなく、協力して下さった地域の方々のおかげで事業の軸ができたのだと思います。こうした過程を経て、私たちは日本サーモンファームの海水部としてスタートを切ることができました。

“安全×効率化”のイノベーション

私たちの仕事内容はすごくシンプルで、淡水部(中間養殖)から移動してきた魚をできるだけ大きく成長させることです。魚を大きく成長させるためには、「環境維持」と「給餌」の2つが重要だと考えています。
環境維持というのは、魚を育てるうえで欠かせない条件の一つで、今別町では津軽海峡の速い潮の流れを有することなど、サーモンの大規模養殖に適した条件であることが事前調査によって証明されています。一方、悪天候時の継続的な給餌については課題を抱えていました。例えば、波が立ち、海が荒れている日でもどうにかして人力で給餌をしなければなりません。そのような日はリスクも伴うため、何かいい方法はないか会社全体で改善を進めていき、検討の末、2023年から導入されたのが自家発電式のバージ船です。バージ船には、自動給餌機と飼料が常設されていて無人で魚に餌を与えることができます。また、パソコンの制御システムと連動しており、遠隔操作が可能です。悪天候の際は事務所から遠隔監視を行えるため、「安全面」「効率化」双方に良い影響をもたらしています。

皆さんは「海で働く」と聞くと、どんなイメージでしょうか?
真っ先に「危ないのでは?」といった不安を抱く方もいらっしゃるかもしれません。
弊社はその点、バージ船の導入によって業務効率化を図りながら、同時に安全意識も社内全体として非常に高いと言えます。ヘルメットや救命胴衣、防寒着は会社から支給されますし、経験が浅い新人であれば尚、私たちが確実に目を離しません。毎日見ている海、そして自然の驚異を誰よりも知っている自分たちだからこそ、安全に関する意識はすごく強いのです。これまで、「体を動かし、耐える」が基本だった海での働き方から、「頭を動かし、考える」という新たなスタイルが根付きつつあると言えます。

枠に捉われない働き方が自由なコミュニケーションを生む

海水部の働き方として、特徴的な点は「マニュアルがあるようでない」ということです。例えば、ロープの結び方など場面ごとに正しいやり方というのは、もちろんありますが私たち海水部の働くフィールドは、外的環境によって機嫌が変わりやすい「海」です。こうした状況下では、「素早く」「安全に」ということが基準となり、その都度、状況に適した別の方法があれば、そのやり方でやってみるという場合もたくさんあります。新人さん・ベテランに関わらず「今日みたいな風がある日は、このやり方のほうがいいと思う」などのコミュニケーションが自然と生まれ、立場は関係なく思ったことは言い合うという雰囲気ですね。常識に捉われず、みんなで協力しながら柔軟な働き方を大切にしています。

養殖事業の可能性

私たちが積み重ねてきた養殖事業は、いよいよ次のフェーズへ進もうとしています。具体的には、今別町や深浦町でのサーモン養殖の成功事例やノウハウをもとに、更なる事業拡大を見据えています。この事業には、地域の漁業衰退に対し、雇用を創出しながら新たな可能性を掲げていくこと、「漁業はキツイ」という固定概念をも覆すパワーがあると信じています!地域に対する熱い想いや、漁業に興味がある方など、是非一緒に働きませんか?会社見学、養殖場見学からでも、歓迎です。ぜひ、お待ちしております。