• 社員インタビュー

クリエイティブ×IT×日本の田舎の組み合わせに惹かれて

クリエイティブ×IT×日本の田舎の組み合わせに惹かれて

材株式会社

中野渡 まりえ(Marie Nakanowatari)

材株式会社

千葉 淳美(Atsumi Chiba)

材株式会社

宮崎 隆之(Takayuki Miyazaki)

材株式会社

木村 裕太(Yuta Kimura)

材株式会社

淨法寺 朝生(Asao Joboji)

このインタビューの背景

「青森の会社」を運営する、材株式会社の4名に参加いただき、地域課題解決拠点として建設した「シェアオフィスBLUE」を会場として、入社の決めてや会社の欠点、仕事の環境や仲間について聞いてみました。
■座談会参加者(左から) 中野渡さん、千葉さん、淨法寺さん、宮崎さん、木村さん

まず初めに、なんで材を選んだのか、入社の決め手を教えてください。


入社前から材については知っていて、そこにいたメンバーが活き活きしていたのを見ていて、仕事を楽しそうにしているなあ、と思っていました。 クリエイティブな仕事をこんなに楽しそうにしている会社があるのだなあと惹かれていたことが大きいです。 そんな中、社長に寿司屋に誘われて、「デザインで街や会社のブランド化を進める仕事をしないか?」と言われたことがきっかけになりました。


私は現在、地域課題解決のプロジェクトや空港やインフラのブランド化のプロジェクトに関わっているのですが、入社当時は動画で地域をPRする仕事での参加でした。 2011年当時、地元の青森でクリエイティブを趣味ではなく仕事にできる会社があるんだ!?ものづくりを仕事にしたい!ぜひチャレンジしてみたい!と思い飛び込みました。 社長が面接してくれたのですが、なんかゆるーい雰囲気と服装で、変なマグカップ持って面接室に入ってきたのを見て「この会社なら大丈夫かな」と直感で思いました。


最終面接のときに、木村の実力をみたいからと言われ、「地域課題解決のプロジェクト提案をする」というミッションがありました。その時点で「おっしゃ、やってやる!」とモチベーションが上がっていたのですが、提案したことを役員の方々が「それいいね」とか「ぜひやってみたい」とその場で評価してくれたのを見て、できない理由でつぶさないでどんどん意見取り入れてくれる「受け入れ力」が高いなと惹かれました。
30歳のふしめで、自分が成長できる会社でチャレンジしたいという想いも、入社を決める後押しになりました。30代のうちに自分の技術や能力を伸ばしたいです。


私は8年前に東京から青森に移住したのですが、移住が決まった時に東京で青森や三沢市の情報を調べた時に、圧倒的に情報が少ないと思っていました。会社の情報、仕事の情報、街の情報などなど。移住後、自分が住む町の情報を発信したいと思っていた時に、「青森の会社」や「青森の魅力」サイトを運営し街の情報を発信している会社があることを知り、興味を持ちました。
応募する前に、社長のSNSや会社の公式サイトのコラムで「材」の社名の由来や理念などを調べていたのですが、「癖さえも活かす」「法隆寺建造に使われた宮大工の仕事のように、全てを活かす」という考え方や目指しているVISIONを知り、隅々まで読み込みました。
私も結構こだわりが強いところがあるので、この会社なら自分を活かせるのかなと期待して応募しました。



大事なのは、どんな仕事か?誰と働くか?


次に、この会社で働き続けている理由の1位はなんですか?


デザインでブランド化を進める仕事なのですが、幅が広いのが魅力です。次々に課題解決をデザインで実現するプロジェクトがやってくる。 民間の仕事もあれば、空港やバスなどインフラから、街づくりのブランド化のような影響の範囲が広いものまで次々に。色んなメンバーが色んなデザインの仕事をみいだしてくれる。これは一人だと出来ないことなので、辞める理由がないです。もしこの会社を辞めるとしたら、それは満足して「これ以上はないな」と思えた時くらいかな。
自分が作ったクリエイティブが街を走り回り、サインや看板となり、「なんか三沢のポスターかっこいいね」とか「BLUEのサインいいね」とか言ってもらえると誇りを感じます。デザインって、自分の子供くらい大切にしているので、みんなにかわいがってもらえると何より嬉しいです。


宮崎さんと一緒で、仕事の幅と可能性の広さです。毎回お客さんによって課題が違う。自治体のお仕事もだけど、時代や背景によって解決策や手法などが無数にあり、飽きることがない。普遍的な事から新しいことまでどんどん知識、スキルを身につけることができるのが大きいです。
あと嬉しかった出来事として、客先訪問した際、「材の社員と話していると元気になれる」といわれたのですが、お客さんが悩みや不安を打ち明けてくれたとき、プラスに変換して返したり提案したりすることがお客さんのやる気に繋がっているそうで、癖も活かす、マイナスをプラスにするという社風っていいなって思っています。


スポーツでたとえると、監督のサインをみて、打ち方や投げ方を決めるのではなく、打席さえあれば、流し打ちもできるし決め打ちもできる。裁量がゆだねられているところが嬉しい。信じられて任せられている。自分でどうしようも無いときは、もちろん相談するけど、そこのバランスや距離感が絶妙。いいバランスの会社。

あとは自分一人だと出来ないことがここだと出来るという納得感や満足感もあります。例えば企画やディレクションは私の出番ですが、デザインやコーディングは自分では出来ない領域なので完全に任せることができる。それぞれが主人公になれる。でもデザインにも意見はしますし、エンジニアに企画に入ってもらう事もあり、それぞれの違う視点が聞けることも同様に魅力です。


普通に思うかもしれませんが、話しかけると全員、笑顔でかえしてくれるのが大きいです。そういう暖かい人や会社が好き。会社に行きたくないって思うことが無いです。
あとはすごい人たちが集まっているところ。デザインもエンジニアもマーケッターも、専門性が高い人が集まっているので組むことで可能性が広がるし私も成長できる。自分だけでどうしようもできないときは、先輩たちが察してくれて声をかけてくれ、営業から見積もり、受注から納品までを入社後1年でこなせるようになりました。私もやめる理由がないです。目の前のことをがむしゃらに頑張りたいと思っています。



材の【癖】とは



材の変なところ・欠点を教えてください。



一同:全員で社長を見つめながら笑う


うちのトップです。社長です。


今まで会ったことがないタイプです。社長らしからぬ感じが、安心感があります。いい意味で社長社長していない。ふんぞりかえってない。涙もろいですしね。


よく言うと、人間味がある。社長がありのままだから、自分もありのままでいていいのだって思えるのだと思います。



私がびっくりしたのは、入社初日、朝礼でゲームをやったこと。「なにこれ?いいの?」って思いました。コードネームっていうオンラインゲームや、テーブルゲームなどみんなで盛り上がっていて、ワイワイしていたので、一緒になって遊んでいいのか戸惑いました。
スイッチいれなきゃいけない朝一番のタイミングでいきなり遊んでいいの?って思いましたね。しかもたまにじゃなくて毎日だし。


先輩から言わせてもらうと、ゲームは意味があって。例えばネガティブをポジティブに変換する「オセロ」というワークも、お客さんから「材の人に相談すると元気になれる」と言われたことに繋がっていて、お客さんの課題を強みに変えるトレーニングになっているという事だと思います。


俺らはもう浸透しているから変だとは思わないけど。社長の意図があってその意図を聞いていたから。確かに新入社員は、ビックリするかも(笑)。


雑談OKっていうのもいいですよね。電話の邪魔にならない程度にという基準はあるけど、空気が緊迫していない雰囲気が良い。


雑談、超大事ですよ。雑談からアイディアが生まれる。雑談力も必要。営業先でも。関係ない話でどれくらい盛り上がれるかって大事だし、お客さんのことを知るきっかけになるし。


雑談OKってけっこう深い意味があるのだけど、たまに周りが雑談でうるさくて、あからさまにイライラしている人がいるじゃない?そういう人に話しかけると、嬉しそうに答えてきたりして、「自分が入っていると安心するけど外れていると不安になる」という心理が働いていると思うのだよね。
だから、自分と関係ない周りの話で盛り上がっているときに自分ごとにできるか?周りが楽しんで盛り上がっていることを「楽しそうでいいな」と思えるかって結構社風につながるのだよね。そこがBLUEのコンセプトを「なんでも受け入れる包容力ある海」にした理由でもあるのだけど。優しさと厳しさ、楽しさ、可能性を全部持っているよね、海って。細かい配慮や思いやりの気持ちが定着している日本で、おおらかな雰囲気が両立されると、他にない地域の雰囲気ができると思う。だからうちの会社をそういう雰囲気にしたい以上に、地域をそんな雰囲気にしたいのです。他人の成功は自分の成功、他人の幸せも自分の幸せと思えるような。なんか上司と部下は不満を言うもの、仕事はつらいもの、みたいな変な常識は変えていきたい。


私が変わっているなと思ったのは、ルールがないところですね。就業15分前に来るべきとか、服装はこうあるべきとか、べき論みたいなものすらないのは変わっていると思います。自由な社風でありながら、自分の言動に責任が伴うことを理解した上で立ち振る舞っていて、自主的に掃除したり、サボる人もいないし、堅苦しいルールや規則で縛らずともこの雰囲気が成り立っているのはすごいです。



理想を現実にしていける会社



では最後の質問です。材の最大の魅力を教えてください。


会社の存在そのものじゃないでしょうか。 個性、能力、資質など、人に合わせて仕事を作ってくれる。伸び伸び仕事をさせてもらっている。そういう社風を作ってきた社長や創業メンバーはすごいと思います。 あとは仕事の内容やお客さんにも恵まれていて、地域から頼られている感じがします。


それは自分もそう思った。個々を活かすことを一番に考えている、そんな会社ですよね。逆に社長に聞いてみたいのだけど、癖さえも活かす経営って、社長がそうしたいのか?それとも社員のことを思ってそうしてくれているのか、どっちなんでしょう?


自分のためでも社員のためでもあって、でも目線はもっと広くて、地域の「当たり前」を変えていきたい。
いつもへらへらしているけど、実は戦略的にやっている。材をそうしたいだけではなく、世の中もそうなればいいと本気で思っていて、どんどん影響力を広げていきたい。会社の欠点の時も話したけど、仕事はつらいものではないし、むしろ生きがいツール。上司と部下が不満を言い合うのも当たり前ではなく、団結していて、たたえあった方がいいに決まっている。
自分→仲間→経営している会社と広げてきたので、今後地域に広げるためにBLUEに集まる会社にもその雰囲気が伝わり、「BLUEに集まっている会社なんか楽しそうだよね」という評判がじわじわ広がれば、そこに共感して三沢の雰囲気を変えられる人たちも集まると思う。 あれ?変な会社って思っていたけど、こっちの方が良くない?けん制しあったり戦うより、受け入れたりシェアしたりした方が良かったね。という人、気付く人、体験した人が増えれば、少しずつだけど変わってくると思うのだよね。


あと、団結力はすごいですよね。普段は別々のプロジェクトを動かしているけど、同じ方向に向いた時の機動力があって。BLUEに引っ越しが決まった時も、みんなそれぞれ自主的に動いてあっという間に引っ越しが終わった。IT製品の準備やクラウド技術の選定、サイト制作、営業、会計などなど、各々がバーッと動いて次々に組みあがっていきました。
専門的な知識や経験を持っているメンバーだからこそ、組むことで団結力=機動力や実行力に直結している感じがします。


家族か?っていうくらいなんでも言えるし自分を出せるところですかね。 捻挫したとき、財布なくしたとき、家族と同じくらい心配してくれた。普通は家で癒されて会社で戦う、みたいな感じだと思うけど、ここは家で癒されて会社でも癒されます。 それが最大の魅力じゃないでしょうか。

言いたい事が言えるこんな会社だから(逆ポイズン((笑))

*ポイズンとは、GTOの主題歌で、平成のスター反町 隆史の名曲です。


皆さんありがとうございました。 仕事にやりがいがあり、仲間に信頼があるというのが材のベースにあるのでしょうね。今後の活躍に期待しています。 この会社が気になる方は、会社情報や求人情報をご覧になってみてください。 求人が無くても、会社に応募するというスタイルもお勧めです。

IT・通信・インターネット業, マスコミ・広告・デザイン業材株式会社

木の癖さえも活かして、世界最高の木造建造物を建てた宮大工のように。 地域の観光素材や農林畜産素材を組み合わせ、他に出来ない商品を創ろう。 活用されていない人材の「才」を知り、チームを組み、生きがいを持てる街づくりをしよう。 材の社名には、物や人の才能を活かす事で地域課題を解決していくという想いとMISSIONが込められています。