• 社長インタビュー

「生きづらい」がなくなる世の中へ

「生きづらい」がなくなる世の中へ

合同会社COCOZO

北向 康大(Koudai Kitamuki)

代表取締役北向さんのご紹介

もともとは、柔道整復師の資格を取得後、整骨院の先生として独立・開業をしたCOCOZO代表取締役社長の北向さん。
順調に、地域に根差した整骨院として個人で実績を積みながらも、より多くの人の役に立ち社会貢献をしたいという思いがあったそうです。 その後、整骨院に行くこと自体が難しいという患者さんに向けリハビリや鍼灸マッサージ治療を行う、訪問のあいのて治療院を展開。
そして、誰もが楽しく、その人にしかない個性を活かせる社会作りを目指して、障がいを持ったお子さんと親御さんのケアとサポートの必要性を感じ、児童福祉でも強い信念と熱意を持って活動をしていらっしゃいます。 そんな北向さんに、お話をお伺いました。

困っている人の「ここぞ」という時に

当社の事業は、整骨院を柱に障がいをお持ちのお子さんを預かる「放課後デイサービス」。更に地域の健康寿命の延伸と子どもたちの発育や教育に携わる「スタジオ運営」があります。
どの事業も全く違うものですが、全てに共通して言えるのは、当社の理念にもあるように、「困っている方の一助となる企業」であり続けたい、そういう強いからです。
整骨院は、身体の不調や産前産後のダメージに悩まされている方を一人でも救いたいから。
福祉は、「放課後デイサービス」という居場所が子どもたちはもちろん、親御さんたちも自分らしく、やりたいことをたくさん叶えられるという希望を抱いてほしい。その希望を与えることが我々の希望にもなり得るから。
そして教育は、障がいのある・ないもそうですし、子どもとか大人、国籍、性別、そういった垣根を全て越えたつながりでこの社会の「孤独」を解消したい。
この事業全ての根源には【心身の健康を保つ】ということに尽きると私は思っています。
心身の不調・またはそういった状況に陥りやすい環境下にいる方々が一人で抱え込んだり、悩んだりした時こそ頼れる場所としてのシンボル…つまり、「困ったら、COCOZO」と皆さんの頭の中に当社が真っ先に浮かぶようでありたい。
そのためには、企業としての成長はもちろん・社員との結束・質の良い情報を届けるなどといった活動を続ける必要があると思っています。ですので、私自身が広告塔になりYoutubeやSNSなどの発信をしつつ、当社のサービスが必要な方や社会全体に届けられるよう日々邁進しています。

COCOZOの原動力

私は、自分自身よりも他人をサポートするための努力や、他人の笑顔を見るため、時に困っている本人以上に本気になることが大事だと、両親をはじめ、幼い頃によく面倒を見てくれていた祖母から、言葉ではない自然な形で教えられてきました。
すべての人に可能性があり、明るい未来がある。
それを阻害する要因があるなら、私達がその障がいを取り除くお手伝いを全力でする。
助けを求める人がいると、使命感が芽生え、つい体が動いてしまうんです。
正直、儲けのためだけなら整骨院を一人で続けるか、整骨院を分院・展開していく方がいいのかもしれません。ですが、私がこれまでに出会った恩師たちは私に【利己の心ではなく、利他の心で判断すること】を教えてくれました。そして、その利他の心で経営を続けることで得られる喜びが今の私の原動力です。

社員はCOCOZOの最大の資産「社員」

私自身も会社も成長し続けているのは、働いてくださる社員たちの存在があったからです。
本当に私一人じゃ何もできなかった。
ですが社員一人ひとりの才能に気付き、伸ばし、活躍の場を作ることには自信がありました。
ニュースや知人との話題の中で、仕事を選択する上で勤務体制やプライベートとのバランスが取れず、せっかく苦労して取得した資格を活かしきれずに「やりがい」や自分自身に対する「誇り」を失っている現状があると知り、これはなんとかしなければ!と、強く思った日のことを今でも覚えています。男女問わず、子育てをしながら、プライベートの時間も大切にしながら、自分の才能を最大限に活かしてもらう環境を作ることが社長の役目であり、私自身のやりがいでもあります。なので弊社は男女ともに育休取得実績があったり、会社独自の有給制度の導入、スポーツや芸術活動のサポート、会社としての地域ボランティアへの参加などが実施されています。これは私が社長が故の大きな特徴だと自負しております(笑)。

各事業所ごとに行われる季節イベントや工夫にあふれた施設内装飾も社員一人ひとりの才能の塊です。そんな現場で毎日楽しく過ごしてほしいですし、思いやりを持って互いの価値観を尊重し合う職場環境であってほしい。
ですので、これから当社の面接を受けたい方も、どうか遠慮せずにこれまでに努力してきたことや理想の生活、将来のなりたい自分像などすべて伝えてほしいと思っています。

児童福祉におけるCOCOZOが目指す社会

私自身も、二児の父です。
障がいを持つ子どもも、親も、自分らしく生きるための選択肢が増える社会作りに貢献していきたいです。
どういうことか、お子さんと、親御さんの二つの観点で、それぞれ説明します。

・障がいを持つお子さんが自分らしく生きる社会
障がいを持つお子さんも大人になったら、就労支援なども利用しながら、働きます。しかし今の日本の社会では、賃金が低く、雇用先も少ないのが現状です。私は、それを打開したい。
障がいをハンデとして捉えるのではなく、むしろ個性として伸ばす方法を、その子独自に考える必要があると思っています。
それならば、幼少期からその子の個性を分かっている当社が、その子が自立するための雇用先となってはどうかと。
数年で実現させたい具体的な夢もあります。それは「子供が稼いだお金で親にプレゼントを贈る」ということ。最初は少額でも良いんです。プレゼントも高価なものでなくていい。
障がい者年金は現状5万円程度ですが、プラス10万円くらいの所得(月15万円程度)があれば、社会人として県内なら十分生活が出来ます。そのためにどうすればよいかを考え行動しているのが、当社障がい福祉サービスの特徴でもあります。
たとえば絵が好きな子が絵をかいて売ってみる、手先の器用な子がアップサイクル品を作って売ってみる、などの活動を当社が全面的に支援し、自分の生み出したものや力で利益として親にプレゼントする。
それ自体が、その子にとっての大きな社会参加であり、大きな自立です。
子どもが、自分の力で一番身近な人の役に立てた、喜んでもらえる体験をしたときに、本人と親に何らかの良い心理的変化があると考えています。
子どもの持つ味を生かした評価軸を持つことで、小さいころからその個性を生かし、その子にしかできない仕事の種まきをして賃金の向上に間接的にも直接的にも繋がるようにしていきたいです。
子どもの頃から、そのお子さんが社会に出たあとの一生も一貫性を持ってサポートすることによって、今の個性の芽を見逃さず親御さんと一緒に育てていくことを目指しています。

・障がいを持つお子さんの親も自分らしく生きる社会
そして二つ目は、親御さん。
障がいを持つお子さんの親は、想像を絶する大変さを一人で抱えていることが多いです。
周りに頼れなかったり、障がいに関する理解が浸透しにくい環境で、強い責任感を持ちながら長いこと頑張っている方が実に多いです。息抜きの方法が分からない、周りも教えてくれないという親御さんも、自分らしく、したいことをしてほしいと思っています。
短期的な視点では、もっと気軽に当社にお子さんを預けてほしいし、相談しやすくしたいです。長期的な視点で言うと、お子さんの真の意味での自立をサポートすることで、もう「自分が死んだらどうなるんだろう」という不安をなくしたいですね。そして親も自分らしく、子どもと共に充実した人生を歩んで行って欲しいと思っています。

そういう生き方を望まない人もいるので、決して押し付けることは出来ませんが、選択肢の一つとして、当社があってもいいんじゃないかなと思ってるんです。

児童福祉施設は、出来てからまだ5年ですが、そのモデルケースを今からどんどん作っていこうと思ってます。
私一人ではできないけど、一緒に前に進んでくれる仲間と共に、これからも最前線で積極的に活動していきます。

▽北向さんのお人なり

北向さんのお人なりやお考えは、下記のYouTube、Instagram、noteでも分かります。
起業当初から、整骨院の利用者さん、障がいをお持ちのお子さん、その保護者の方へ、何か力になれることは無いかと、真正面から向き合っているお姿が見えます。
ここでは、たくさんある北向さんの発信コンテンツの中から、編集者が求職者の皆さんへ読んでほしい・見てほしいものをご紹介します。
(ここでは全て書ききれないほど、たくさんのことを企画・実行していらっしゃいますので、気になる方はお話してみてください)

【ともす鍼灸整骨院公式Youtube】
「【整骨院を始めたきっかけ】気になる話シリーズ①」→北向さんの高校時代から整骨院を始めるに至るまでのお話。屈託なく、率直にお話してくださっています。

「【映画えんとつ町のプペル上映会】総集編」→障がいのあるお子さんにも、ご家族も、周りを気にすることなく、映画を見てほしいという気持ちから始動した企画。クラウドファンディングをして、チャリティー上映会講演までの経緯の動画です。
実は編集担当者が一番好きな動画は、この総集編ではなく、
「【皆さんにお願い】参加者が足りません!」」
の方です。嘘偽りない気持ちでまっすぐな気持ちで突き進む北向さんの姿が分かりやすい動画です。

【ともす鍼灸整骨院公式インスタグラム】
@tomosu_shinkyu_seikotsuin→開業当初から現在に至るまでの歩みがいっぱい詰まったアカウントです。鍼灸整骨院事業の最新情報も分かります。

【ともす鍼灸整骨院スタッフアカウント】
@tomosu_staff→普段北向さんが働く整骨院のスタッフさんたちの人柄や営業後の様子など、明るく楽しい職場の雰囲気が伝わってきます!

【note】ムッキーの哲学
@青森県のきたむき社長→マザーテレサの言葉を引用している北向さんのnoteの1ページなのですが、編集担当者はこの「見返りを求めない愛」の考え方に共感してくれる方なら、COCOZOさんが合うと思い、紹介させてもらいました。
一緒に働く仲間、患者さん、お子さん、保護者の方、地域、関わる人のことを考えられる思いやりについての北向さんの思考が垣間見える記事です。

医療・福祉業, 教育合同会社COCOZO

私たち ”合同会社COCOZO”は、代表 北向が2016年に「きたむき整骨院」を院長として開業したのが発足。その後、整骨院の多店舗展開や訪問治療事務所の設立。さらに障がいをお持ちのお子さんのための施設「放課後デイサービス」も開設して参りました。当社の名前である「ここぞ」 には、悩んだり困っている人の “ここぞ” という瞬間、助けを求めるその時に差し出された手をしっかり掴み、支援を行える企業で在ることを表しています。 困っている方の一助となる企業として、整骨院事業を筆頭に、福祉や教育事業を手がける成長企業です。 ※現在、求人は放課後等デイサービスのみ行っております。