• 経営層・管理者インタビュー

同級生同士が見てきた柏崎組。100年企業としての信頼の厚さ、そして時代を見た新規事業への取り組みとは

株式会社柏崎組

保土沢 順一(Junichi Hodosawa)

株式会社柏崎組

柏崎 正文(Masabumi Kashiwazaki)

おいらせ町で創業115年を超えてなお地域に愛され続ける柏崎組。事業のかじ取りをする取締役のお二人にお話を伺いました。

お二人の入社時のエピソードをお聞かせください

柏崎(写真右):保土沢部長と私は同い年で、1959年生まれで、誕生日も一週間くらいしか違わないんですよ。学校とか出身は違うんですが。
保土沢(写真左):私はおいらせ町が地元です。
柏崎:私は生まれも育ちも八戸で今も通っています。

保土沢:高校を卒業して面接受けに来ました。当時の常務に育てられましたが、面接のときは目が鋭くて、厳しい雰囲気で、思わずここで勤まるかなという第一印象がありました(笑)。でも実際に仕事をすると人柄がよくて、いい会社に入ったなというのが記憶にありますね。常務は金融機関出身の方でけじめを大事にする方だったので、私も見習っているつもりです。

柏崎:当時、三代目の社長が私の父で、幼いころから車に乗せられて現場を見てきました。正直な話、土いじりだったりとか汗をかいたり、男臭い仕事というのを受け付けなかったんですよ。土木よりは建築、構造的なところよりは意匠的な見栄えの部分への興味あったので、建築系の大学へ進みました。卒業後は「他で飯を食って来い」という父の言葉で、東京に本社を構える東鉄工業という会社に入社して、建築関連の部署で10年ほど勤務し、平成4年にUターンして入社した次第です。入社直後は原燃の工事現場に配属になり、3年間現場オンリーで仕事をしてきました。平成7年から内勤になり、現在に至っております。

2018年に創業115周年を迎えました。改めて柏崎組の魅力とはどのようなところにあると感じてらっしゃいますか?

保土沢:やはり「信頼」でしょうね。「誠実」な社員がいることと、社長の人柄が大きいと私は思います。だれにでも平等に接しますしね。優しいですから。

柏崎:私はおいらせ町という土地柄もあるのではないかと思っています。地元の方に慕っていただいて、声をかけていただけているのは魅力を感じてくれているからだと思っています。

保土沢:そこについては規模というのもあるかなと思っています。よそから見たら小さい会社でも、地元の中では大きい会社。だから頼っていただいてきた。柏崎組としても地元のニーズに対して時に出費を出しながら応えてきた。この積み重ねを100年、ここに「信頼」があると思っています。おいらせ町という、豊かな自然と地理的環境と交通の利便性に 大変恵まれた風土の中で、地道に時代の変化に対応してきた ことが、揺るがない経営体質の一因だったのではと思います。

柏崎組の評価制度について教えていただけますか

保土沢:以前、綿密な人事考課制度取り入れた時期がありましたが、役職者もプレーヤーとして現場に出る体制上、運営に困ることもありました。現在は評価項目を簡素化し、社会人としての姿勢や資質と、現場での利益貢献を軸にしたもので運用しています。もちろん各人の査定評価は所属部署の管理職が行い、社長、専務、私で考課、決済するという段階を踏んでいます。それから若い人がやる気をなくさないよう年功序列にはしたくないという思いがあって、能力があれば見合った処遇もらえる体制にしています。

経営者として大切にされていること、仕事のスタンスや信念などあれば教えてください

柏崎:昔と違って業種も多岐にわたってきている部分があると思うので、各自が自立心をもって業務に専念してほしいなと思います。他人が何をしているから反発を持つとか、意見を持つとかではなくて、自分自身で自立した考えを持って仕事をしてもらえれば、いろんな考えが会社の中に出てきて盛り上がっていくのではないかと思います。

保土沢:入社当時、常務に「保土沢くん、君は頑張っても社長にはなれないぞ。サポートに徹するんだぞ」と言われたんです。言われたときにやっぱりショックでしたよ(笑)。うちは同族経営ですし、そのとき若かったのもあるんですがね。でもそれが今の私を支えているんではないかと、この頃思うんです。取締役になったのが40代。そのとき決めたのが「人を平等に公平公正に見る」ということと、「私が社員の代表であるという意識」。同族経営者と一線を引いて、経営側でもあるけれど社員でもあるから。徹底的に社員側のスタンスを貫いて給与査定や制度に取り組んできました。けれどそれに対して社長が理解を示してくれていることに感謝しています。

最後に一緒に働きたい人物像について教えてください

保土沢:けじめと常識をもっている人と働きたいです。

柏崎:女性の活躍を期待しています。現在、弊社にも他社で第一線で活躍していたような女性技術者もいます。現場は体力勝負というのは今までもこれからもあるものですが、もっと女性が働きやすい環境を整えていきたい思いはあります。男女こだわらず、同じ目線で事業を盛り上げてくれる方がいるとうれしいですね。あとは、自分が進むべき道が決まっているのであれば、他がどうということではなく、信念に従って気概を持ってやってもらえればいいなと思います。

建築・土木業株式会社柏崎組

株式会社柏崎組は、明治36年(1903年)に当時の下田村(現おいらせ町)に産声をあげ、お蔭様で、創業以来115余年の時を紡いでおります。 公共工事や鉄道関連工事を主体とし、社会資本整備の担い手として、一貫して『地域社会に貢献する』ことを理念に、品質にこだわり、数々の建造物を提供し地域とともに歩んでいます。 時代の変遷とお客様のニーズに的確にお答えするため、『価値創造企業』として、全社一丸となり邁進しています。