• 社長インタビュー

十人十色、「いい色」で塗装・塗料の未来を変える!

十人十色、「いい色」で塗装・塗料の未来を変える!

株式会社ハヤシ

林 孝(Hayashi Takashi)

塗料の専門商社として、津軽一円の塗料にまつわる商品を卸している株式会社ハヤシ。社長の林さんに、これからの塗装の未来や、地域への思いついて詳しく伺いました。

新たな付加価値で塗装業界を盛り上げる!塗料の専門商社

株式会社ハヤシは、屋根や壁に使用する建築塗料資材、自動車などに使用する工場塗料、家具や材木に使用する木工塗料、鉄骨・トタン屋根などに使用する金属塗料など、塗装に関する商品を多岐にわたって販売している「塗料の専門商社」です。また、塗料と一緒に使用する下地調整剤や、塗装に使用するエアーコンプレッサーなどの取扱も行い、残材塗料に関する処分の窓口として収集・運搬なども行います。一般の方からプロの方まで、また販売から処分まで、塗装にまつわるトータルサポートを担う窓口を目指しています。
現在は弘前店、青森店の営業拠点のほかに、「ペイントプラス」という一般のお客様から塗装と塗料のサービス・相談を受け付ける店舗を弘前市内に設置しています。ペイントプラスは地域密着の外壁塗装・屋根塗装の専門店として、知識のある専門スタッフがアドバイスや提案などを行いながら、協力会社と連携して施工まで行っています。

今は、住宅や建築物に個性を表現する時代です。機能性の高い塗料も多くあります。わたし達は塗料の専門家として、決められた予算の中から選んでもらうだけではなく、より付加価値の高い商品をまず知ってもらい、塗料と技術者の力を合わせて、唯一無二の塗装仕上がりを提案することもできるはずだと考えています。数ある中から厳選した商品を提案するだけではなく、メーカーや塗装業者も巻き込んだ、技術的なところまで提案できるかという部分に、これからの塗料の可能性があると考えています。塗料・塗装の可能性を発信していくことで、高性能な塗料について知っていただくことはもちろん、塗装業者の社会的地位の向上にもつなげたい考えです。

両親が築いた会社の想いを、社員全員の共通認識に

ある企業の塗料販売をする部署で働いていた父と母が、その会社から独立する形で1975年に立ち上げた塗料販売店が、株式会社ハヤシの原型です。
両親の背中を近くで見ていたからこそ、ハヤシの仕事や業務への想い、お客様への想いを絶やさないようにするために、社員に形にして伝えていかなければいけないと思っていました。2004年に代表取締役に就任してからは、経営計画発表会を実施したり、ハヤシの経営計画手帳を制作し、社員はその手帳に書かれているルールを元に行動してもらうことで、ハヤシの経営方針を理解してもらうことに役立てています。
この手帳は社員から出た意見などを参考に、年に一度リニューアルをしています。肌感覚ではなく、社風や雰囲気を独自に作り出すための一定のルールを会社内に設けることで、全員が同じ方向を向いて価値観の足並みをそろえる一つの手段としています。

わたしは働く人の気持ち、お客様の気持ちに反するようなことはしない。ということを長年心がけてきました。両親がこの地で創業した時から在籍してくれている社員とのご縁や、地域に根付いたお客様とのやり取り、感謝の気持ちは忘れずにいようと思っています。
そういった思いから、こちらから「こうやって行動して欲しい」という会社の方針を伝えるだけではなく、社員の声をすくい上げる仕組みも作っています。たとえば、日々の日報ではその日の業務や出来事を簡単にまとめてもらい、その日のうちに携帯に送られてくるようにしています。また、社長室は無く、社員と同じフロアにフリーアドレスで仕事をしています。また、月に一度は社員一人ひとりと面談の時間を持っています。面談ではいいことも悪いことも聞くようにしていますが、何回か続けるうちに社員も遠慮なく思いを話してくれるようになりました。こうして集まった社員からの声は、業務改善点だと捉えて、会社運営に反映させるようにしています。

会社は成果を残す場。けれどもサポートする環境がハヤシにはある

ハヤシはチームワークの会社です。安らぎの場ではなく成果を残す場。けれど、なにか不安なことがあった時に親のように話せる距離感で社員と接しています。

社員同士の交流として、社員同士の飲み会、年代ごとの飲み会、チームごとの飲み会を定期的に行っていて、テーマを設けて普段話しづらいことや不安に思っていることを従業員が溜め込まないようにしています。開催した後はどんなことが話題に上がったのかを社員で共有もしています。また、従業員同士が日常的に「○○してくれてありがとう」と感謝をかたちにするサンクスカードも導入しています。感謝することや感謝されることが当たり前になってしまわないように、社内でのコミュニケーションを見える化するようにしています。

また、ハヤシでは従業員全員の名刺を似顔絵入りにしています。趣味や家族、ペットなど、それぞれ好きなものが名刺に反映されていて、名刺を受け取っただけで個性が伝わるような仕掛けになっています。名刺交換することで話のきっかけも掴めるので、社員からも喜ばれています。

社員全員が不安なく働ける職場を目指して

ハヤシは男性・女性に関わらず、地元で就職を希望する方の受け皿になっていきたいと考えています。ここ2年程で女性社員が増えたこともあり、それまであった台車の数は数台から10台にまで増え、仕事の進め方も変わりました。重量物である塗料をどうしたら扱いやすくできるか、工夫しながら働ける職場に変化しつつあります。

新卒社員には、本人の希望も伺いつつ入社前にアルバイトができる環境を提供しています。入社したばかりのプレッシャーや、何をしていいのか分からない戸惑いがあると思うので、入社前に一緒に働くことで、会社の良いところも足りないところも見てもらい、自分の目でどんな会社なのかを判断してもらえればと思っています。
また、ルーティン業務に関しては社内でルールを定めていますが、お客様相手の仕事なのでマニュアル化しきれない部分もあります。できるだけ状況判断ができる社員になってほしい、そのためには経験を重ねてもらうことが必要だと考えています。

1年後、10年後、どうなっていたいかを逆算して行動できることが大事

ハヤシではここ数年新卒採用に力を入れているので、定年後の再雇用者を除くと社内の平均年齢は36歳です。ベテランに頼りがちな業種・業態ではありますが、ベテランと若手がそれぞれの持ち場で役割を担って仕事に打ち込んでいます。
一緒に働く仲間として、若い感覚を持ち、素直な人を求めています。素直になれる素質を持っていれば大丈夫です。事務だけ営業だけ、というよりも、様々な仕事に対応してもらうことになりますので、環境や状況に合わせて対応できないとサービスは低下してしまいます。自分なりのゴールを考え、そこから逆算して自分に必要なスキルや経験を身につけていける方と共に働きたいと考えています。1年後、5年後、10年後、どんな働き方がしたいか。そのために今何をするかを自分で考え、動ける人材を求めています。

この会社には、自己表現できる場があります。なにかやりたいことがあったらどんどん提案してください。みなさんのやりたいことを実現するにはどうすればいいかを一緒に考え、そのチャンスを作っていきたいと考えています。自分を磨き上げたい方はぜひハヤシをご検討ください!

卸売・流通業, 塗装業, 小売・販売業株式会社ハヤシ

私たちは地域に密着し、快適な暮らしや環境改善に貢献する塗料専門商社です。街を彩り、物を保護し、生活を支えるインフラ的役割を果たしている塗料。豊富な塗料の知識を基に、プロ用塗料からご家庭用塗料まで取り揃え、お客様の用途に合わせた適切なアドバイスを心掛けております。私たちの塗料でみなさまの生活を豊かにすべく、社員一同一丸となって地域に愛される会社を目指して頑張っております。