• 社員インタビュー

SEはお客様と共に、お客様の「真のニーズ」を模索する仕事

SEはお客様と共に、お客様の「真のニーズ」を模索する仕事

株式会社ソフテック 八戸事業所

鈴木 悠城(Suzuki Yuki)

ソフテックにてSEとして活躍する鈴木さん。仕事のやりがいを「お客様と共に作る」という点にあると語ります。お客様が作りたいものを作るのではなく、お客様と共に業界全体の視界に立ち、求められているシステムを開発することの面白さ、やりがいについて語っていいただきました。

東京から高松、そして青森へ

高校卒業後、茨城大に進学、大学院を卒業した後に新卒でソフテックに入社しました。学生時代からシステムエンジニア(SE)になりたかったのと、ゆくゆくは地元青森にUターンしたいという想いから、青森や岩手・仙台に事業所があるソフトハウスを中心に選考を受け、採用となりました。当初はいつかUターンを、と思っていたのですが東京で入社しそのまま12年ほど勤務していたので東京の生活も長くなり、そのきっかけを見失っていました。

その頃、現在事業所はないのですが高松事業所が開所し、2年ほど高松へ転勤しました。高松事業所の勤務を終えたのが38歳の頃。次にまた東京本社に戻るのか、そろそろ青森に帰り、八戸事業所へ勤務するかの二択を前に、青森へのUターンを決意しました。

青森に戻るのは約20年振りでしたが、さほど変化はなく、どこに暮らしていても業務内容は変わらないので、Uターンをして1番良かったなと思うのは地元の友人達と会えるようになったことでしょうか。

最初の現場が、今の「礎」に

入社当初から現在に至るまで一貫して私は工場内の機械や設備を制御するPLCソフト開発を担うSEとして働いています。このPLCソフト開発は当社の強みの一つであると私は捉えており同業他社よりも技術力が高いと評価いただいている事業です。

入社後から現在までを振り返ると、正直ずっと大変でしたし、忙しかったと思います。ただ、最も印象に残っている大変だった出来事は、入社後最初の仕事です。私達は開発したPLCソフトを最後はお客様先に出向いて設置し、現地調整を行うのですが、その最初に経験した現地調整が、本当に大変で…。先輩たち6名と現地に乗り込んで、機械を組み立て調整し、問題なく稼働させるまでに、ものすごく苦労しました。振り返ればあの現場が最初だったのは良かったと思います。あの時、苦労と共にこの仕事の醍醐味も味わったことが、今現在の自分の礎になっているように思います。

私たちの取引先工場は国内に留まらず海外にもあります。そのため、海外の工場へ現地調整のために出張して対応したことも過去に数回ありました。タイ、台湾、アメリカなどです。海外出張は好き嫌いがあるかもしれませんが、私は楽しめるタイプだったので好きでしたね。

お客様と共に、叶えたいシステムを作るのがやりがい

この会社での職種は大きく分けるとプログラマとSEに分かれます。プログラムを組むことが好き、ソフトを作ることに集中したい人はプログラマが向いているかもしれません。私はSEとして働いていますが、SEはお客様から要求される仕様通りに作るというよりは、お客様の叶えたいシステムを一緒に模索し形作っていくのが楽しいと思える人はSEに向いているかもしれません。

私の場合は、プログラムを作ることよりは、お客様とコミュニケーションを取りながら一緒に作っていく過程が好きなタイプなのでSEとしての仕事にやりがいを感じて働いています。長いお客様だと10年以上の付き合いになる方もいて、継続して引き合いを頂いているのは、信頼関係を作れている証拠かなと思っています。信頼関係を作るためには、コミュニケーションも大事ですが、お客様の業界自体を理解するために知識をつけることも必要です。自分が関わる業務だけでなく、業界全体といった視点を持ちお客様と会話していくことで、より具体的にお客様がシステムを使って実現したいことを理解できるようになることが大事だと考えています。

技術力と人間力が試される仕事だと思いますが、いろいろな現場を経験でき、色々な人との関わりがあることが楽しいです。

「真のニーズ」を模索し続けたい

正直上昇志向みたいなものはあまりないので、会社の中で昇格していくといったことにはあまり興味がありません。でもやりたいなと思うのは若手育成ですかね。ここ八戸事業所は数年間若手を採用していなかったという事もあり、後輩を育てる機会がありません。東京や高松にいたころは必然的に自分よりもキャリアの浅いメンバーと関わり話を聞いてあげたり、仕事を教えたりしていました。後輩を育てながら感じていたのは、「教えることでまた学びがあるな」ということ。私に仕事を教えてくれた先輩たちも、きっと同じような気持ちだったのかなと思います。

それから、やはりこれからもSEとしてお客様に価値を提供していくためには、「お客様が本当に実現したいこと、形にしてほしいことは何なのか」ということを考え続けることかなと思います。私たちはそれを「真のニーズ」と呼んでいます。お客様自身が気づかないような「真のニーズ」にたどり着くためには、お客様をまずは知る必要があります。そして、SEとして学び続ける必要があります。この業界は新たな動きが目まぐるしく生まれる場所。だからこそ、現状維持に満足せず、本当にお客様が作りたいものは何か?を常に考えながら仕事をしていきたいですね。仕事ばかりにならないように、新型コロナウイルスがここまで流行する前までは、飲みにいったり、家族に付き合って買い物に行ったりしていました。そんな息抜きも大事にしつつ、楽しみながら仕事をしていきたいと思います。

IT・通信・インターネット業株式会社ソフテック 八戸事業所

弊社は、1987年の創立より「産業用アプリ開発」「組み込みソフト開発」「PLCソフトウェア開発」といった工業用ソフトウェアの開発を主に行っております。 たとえば、高速道路のトンネルや高層ビルの防災設備、発電所の給排水監視システム、食品・飲料水の製造ラインの監視制御システムなど高い技術力を武器に、人々の「安全と暮らし」を支えるソフト開発をオーダーメイドで行っています。AI、IoT、物流業界など、様々な成長分野で弊社が開発したシステムが日々活用されています。 東京本社と同様にシステムの企画から開発、運用まですべての工程に携っているのが特徴です。オフィス内には機器や基板などを広げるデバッグエリアがある為、社内検証もシステムを組み上げて対応可能です。また、首都圏の大手企業と直接取引をしており、お客様から直接評価をいただく機会も多く、大きなやりがいを感じることができます。