• 社長インタビュー

積極的に世代交代!若い子たちの「これから」を支援するのが私の役目

有限会社福田組

福田 伸之(Nobuyuki Hukuda)

今の穏やかな印象とは考えられないほど、エッジが利いた学生時代を過ごした福田社長。 いろんな苦楽があったからこそ、自分が昔受けた恩を、今の若者に返してあげたい。そんな、温かい父性のような安心感を感じられる社長に、とびを選んだ経緯や、これからを担う若い世代への想いをお聞きしました。

若者が活躍できる場を。一念発起し会社設立へ

今では考えられないかもしれませんが、若い頃は、本当にヤンチャをしていました。そんな人間が会社を立ち上げ、経営者になるなんて、誰も想像していなかったと思います。高校時代、バイク事故で入院してからは勉強についていけず、学校に行くより働いて稼いだ方がよっぽどいいと思い、仲間たちと上京しました。初めて就いた仕事は型枠大工。その後、建設業界で経験を積み、とびの道へと進みました。

Uターンしてからも建設会社を渡り歩き、様々な会社を見てきましたが、経営者になろうと思ったのは、ある建設会社の社長との出会いがきっかけでした。その社長は、根っからの職人気質で、仕事にはとても厳しい方でした。口は悪く、怒られることも日常茶飯事。ただ「技術」は素晴らしかった。また社員の面倒見がよく、いまでこそ「高収入」というイメージがあるこの業界も、当時はそれほど高い給与ではなかった頃、自分たちのような若い子にはすごく稼がせてくれましたね。

その経験から私も「若い子たちが活躍できる会社をつくりたい」と思うようになり、一念発起し、平成10年に「福田組」を設立しました。現在は24名の従業員のうち6割が20代の若者。日々新しいことに挑戦しながら、活き活きと働いてくれています。

仕事はまわりまわって「頂けるもの」。個々のスキルアップを通して「福田組ブランド」の底上げを

会社設立当初は、建設現場において高所の作業を専門に、足場作りや骨組みの組立てを行う「とび」の仕事がメインでした。最初は県内で営業をして仕事をもらっていましたが、徐々に単価の高い県外へ行くようになり、新潟や福井の原発の現場に10年くらい出張していました。その時のつながりや紹介で、現在、原子力発電所での仕事につながっています。

下請け業での仕事はつながりが大事だと思っています。今の仕事も佐賀の会社の下請けなのですが、元請けからの信頼が得られないと仕事は頂けないので、個々人の技術力や精度はもちろん、現場内での立ち振る舞いや社外連携を大事にするなど、社員ひとりひとりが意識をするようにしています。
仕事はまわりまわって「頂けるもの」。これまでの実績や社員の仕事ぶりを見て、ウチに声をかけてくれる元請け会社さんの期待に応えられるように、社員のスキルアップや福田組ブランドをもっともっと底上げしていきたいと考えています。

自分たちの力で事業拡大を!その意識がやる気と責任感になる

とびの仕事をしていると、付随する作業が多くあります。今までは外注していましたが、ウチで一手に引き受けて、一気通貫で行う方が効率いいと考えています。また社員たちも「溶接をやってみたい」と意欲的に資格取得したり、有資格者が後輩を指導したりと、事業拡大に向けて社員たちが積極的です。

私は、会社が大きくなることはあまり考えてはいないです。でも、社員が自発的に動いての事業拡大は大いに歓迎しています。社長の役割は、若い子たちが自分で考え、先頭に立って、自由に活き活きと仕事ができる環境を提供すること。実は、新社屋にしたのも社員から「技術を練習する場所がほしい」という声があったから建てました。「私はお金を借りてきて建てただけ。あとはお前たちの力で稼いで返していかないといけないよ」と言ってあります。そうすることで「自分たちが会社の中心となって、自分たちの力で会社を存続させるぞ!」とやる気と責任感が生まれます。

若い子たちには本当に期待しています。やる気のある子は、20代後半や30代前半の若いうちに「工事責任者」にします。ベテラン組も若い子たちに任せた方がいいと言って、サポート役にまわってくれます。積極的に世代交代を行っているので、やる気と根性さえあれば上を目指せます。
最初は誰もが未経験者。心配しないで来てほしいと思っています。

建設・土工有限会社福田組

福田組は、とび・土工・機械設置工事業を基軸に、平成10年の創業から着実に実績を残し、社員数を増やしていっているおいらせ町に事業所を構える会社です。 福田組の特長は、同業も認める信頼関係とチームワーク、それに基づく経験と技術です。 全員、屋内でデスクに座りパソコンをたたいて一日を過ごすより、仕事も趣味も体を動かすことが好き!そんなパワー溢れ、人情味が厚い社員たちがいます。 社長の高校時代が、「勉強についていけないし働いた方がよっぽど良い!」という勢いだったほどで、社長も総務もベテラン職人の社員も、若い新人社員が「覚えるのが苦手。あと接客も苦手」「学校の勉強はきらいだった」「この仕事はやったこともない」「でも稼ぎたい」ということを言ったとしても「じゃあまずこの作業からだ」とまるで自分の子どもか下のきょうだいのように、優しく・危険が伴うときには厳しく接します。 良い意味で、田舎らしい、あたたかい・ほっこりした人間関係を求めている方には合うと思います。野球の社会人チームもあり、野球はやったことがない社員も、いつの間にか本気で応援していたり、自分もやってみたくなったり…不思議と自然に団結力が芽生えている、そんな会社です。