- 社員インタビュー
ドライバーとの信頼関係を築き、事故ゼロを実現したい
入社3年目の櫛引さんは、サンライズ産業の本社営業所に所属する約50名のドライバーをマネジメントする「運行管理」という仕事をしています。櫛引さんに、ドライバーの命を守る運行業務の仕事内容や、サンライズ産業の特長について詳しく伺いました。
「運行管理ってなんだ?」初めて聞く業務に挑戦
板柳町出身で、サンライズ産業は2018年に入社し3年目です。サンライズ産業に入社する前は交通誘導警備の会社に勤めていました。高速道路などで、片側通行など工事中の道路の交通誘導をする現場仕事でしたが、現場での仕事が自分にあまり向いていないなと思っていたことや、休みの取りづらさなどもあり、ハローワークで事務系の仕事を探していたところ見つけたのが、サンライズ産業でした。
面接のときに社長から「櫛引君には運行管理の業務を任せたい」と言われ、そこで初めて「運行管理」という仕事を知りました。業務について、その場で質問したり説明をしていただいて、とりあえずやってみようと思い入社しました。入社前、面接で会社を訪問したときには、ちょっと堅苦しいのかな、という印象があったのですが、実際入社してみると気さくな方が多く、社内の雰囲気はいいと思います。同じ運行管理業務をしている社員どうし、業務上の悩みを相談し合うことなども多く、いい関係を築けていると思います。
健康管理やマネジメントをすることで、ドライバーの命を守る仕事
現在、サンライズ産業の運輸事業のなかでの運行管理を担当しています。
ドライバーが運送業務をするにあたって、守らなければならないことがいろいろとあり、たとえば、4時間運転したら30分は休まないといけない、といったような感じです。トラックに搭載されている速度などをチェックするためのタコグラフ(運行記録計)や、ドライバーの健康状態のチェックなどを行い、ドライバーに適切に運送業務にあたってもらうためのマネジメントをする業務が、運行管理です。
具体的には、毎日ドライバーが出発する前と帰ってきたときに点呼をします。顔色を見て健康かどうか、お酒を飲んでいないか、免許証を持ってきているか。そういったチェックをドライバーに対して行います。必要があればドライバーへの指導をすることもあります。また、ドライバーの健康診断や運転をする上での適性診断を受けるための段取り、運転日報の管理などを行っています。
運行管理の業務は、営業所ごと、管理している車両台数によって、何人で運行管理しなければいけない、という決まりがあります。わたしが勤務する本社営業所にはおよそ60台のトラックがあり、それらのトラックを運転するドライバーが50名近く在籍しています。運行管理者と運行管理補助者、合わせて5人で、トラックとドライバーの管理をしています。
ドライバーと一緒に業務改善の道筋を考える
運行管理の仕事を始めて3年目になり、営業所に出入りするドライバーに関しては「このドライバーは朝出発する」「長距離なのか、日帰りなのか」など大体把握できています。
運行管理の仕事をしていて、ドライバーが「行ってきます」「戻りました」と事故なく無事に帰ってきてくれることが、「ああよかった」とほっとする瞬間です。
また、いろんなルールがある中でドライバーが業務をしているのですが、時には改善が必要な場面も出てきます。その時はドライバーに対して改善してほしい点を伝え、指摘した点について後日改善されているのを確認できたとき、「ちゃんと話を聞いてくれたんだな」とうれしく、ありがたく思います。
ドライバーは40~50代が多く、自分よりも1回り、2回り年上の方が多く、しかも自分は入社してまだ3年目。なので、ドライバーと話をするときには、偉そうな言い方はせず、甘やかさず、ちょうどよいバランスで話すように気をつけています。具体的に「こういうルールになっているから、この部分をどうしたら改善できるか」をドライバーと一緒に考えるようにしています。ドライバーとは、お互いにリスペクトがある関係を築けていると、個人的には自負しています。
これまで仕事をしていて印象深かったのは、「運行管理者」の資格を取得できたときです。運行管理の業務には、「運行管理者」という資格が必要になります。わたしの場合は、4月に入社して8月に資格試験を受検し、無事に合格できました。勉強と仕事の両立は大変でしたが、資格の勉強をしていて「こういう仕事もあるんだ」「こういう場合はこういうことか」と具体例を考えることができたので、知識として勉強する機会があったことは結果的に仕事にもプラスになりました。また、仕事の内容が資格に直接つながっている部分があるので、仕事をすることで試験勉強ができたのもよかったです。
どんな仕事もマルチに引き受ける機動力はサンライズ産業の強み
サンライズ産業は、仕事が来れば何でも引き受けるイメージ。それだけ頼られているということだと思いますが、社長が仕事を受けたがりなのだと思います(笑)。基本的に、断っている姿を見たことがないですね。
なにか依頼があると、「この仕事はこの営業所に任せて、この車両で、このドライバーに任せよう」という具体的なところまでスピーディーに決まります。うちは運送業だからこれしかやらない、とこだわらずに、マルチにいろんなことをやっているな、と感じています。
たとえばコンクリートを運ぶミキサー車や、コンクリートの粉や飼料を運ぶバルク車、タンクローリー、ダンプなどの特殊車両も自社で持っていて、どんなものでも、何でも運ぶことができる体制を整えているのはサンライズ産業の強みですね。
現在、県内5箇所の営業所のほかに、東北各県にも営業所があります。最近では不動産・引っ越しや、ガソリンスタンド・自動車整備工場の運営、レンタカーFC店・車買取FC店の開業など、主に北東北地域において幅広く事業を展開しているのも魅力のひとつです。グループ会社も合わせると従業員は700名を超えています。
社内では、「この人はこの業務担当」と明確に個人の業務の担当が割り振られているので、「この件についてはこの人に話せばいい」というのが分かりやすく、それもあって話しかけやすいですね。基本的には定時に帰ることができていますし、希望した日に休みも取りやすいです。
いろんな人となんでも話せる人、大歓迎!
今後の目標としては、この本社営業所はもちろん、グループ会社も含めて、事故ゼロを目指したいと思っています。敷地内でバックしてぶつけてしまったというような小さな事故も含めて、事故を減らしたい、なくしていけたら何よりです。また、現在一緒に運行管理業務をしている後輩や、今後入ってくるかもしれない後輩にうまく指導ができるように頑張りたいですね。人に教えるのがあまり得意ではないので、個人個人のスピードに合わせて分かりやすく仕事を教えるのが今後の課題だなと思っています。
運行管理の業務には、素直な人、なんでも受け止めて、吸収できる人、年上・年下、男女関係なく、人を選ばずにいろんな人となんでも話せる人がこの仕事に向いていると思います。運行管理の知識は働きながら身に付けられますし、仕事をしながら慣れていくことで、ドライバーと心を通わせることができると思います。ぜひ一緒に働きましょう!