• 社員インタビュー

生産者から消費者まで、全てのお客様へ情熱を持って向き合う仕事

八戸中央青果株式会社

佐藤 正隆(Sato Masataka)

トマト、ピーマンの販売担当をしている佐藤さんは入社10年目のベテランのせり人です。日頃当たり前に手にしている野菜や果物が、せり人の見えない努力に支えられていることを知ります。お仕事で関わる全ての人への思いや、社員を笑顔にする取組みなどについてもお話をお伺いしました。

社長の情熱に心惹かれて入社

生まれ育った八戸に貢献したいという思いがあり、地域を絞って就活しました。理由は自然や人の温かさがある八戸がとにかく好きですし、将来的に家族を持った時に家族や友人がいる場所で子育てしたいと思っていたからです。就活中に青森県は農業産出額が3,200億円で東北一、全国でも7位~8位で日本を代表する産地ということを知り、農業に携わる仕事が出来ればいいなと思っていました。企業説明会に参加した際に、興味本位で説明を聞きに行ったのがこの会社との出会いでした。そこには元気でパワフルな社長がいて、オーラが凄くて圧倒されました。理念や会社の仕事を丁寧に伝える社長の姿勢から、「情熱」を形として見ることが出来て、この人と一緒に働きたい、この人の下でなら頑張れる!という気持ちが湧いてきたことが、入社した決め手となりました。

市場の朝は早い

現在は朝3時半~4時には出社し、まず農協や生産者から入荷した青果物を把握し、前日にメールやFAXで届いている注文数と照らし合わせます。そのあと現場に行って入荷している青果物や品質の確認をして、5時になったら事務所で朝礼をします。6時以降は、他の市場(県内~全国各地)に連絡をして販売状況と相場を確認して、どれくらいの値段で売れるか考える、というのが私の朝の仕事です。この会社では次長も部長も基本的には担当品目を持って同様の仕事をしながら、社員のマネジメントなども同時にこなしています。

責任の重さがやりがい

市場は価格形成機能があります。荷主(農協や生産者)から青果物を預かって、市場を通して仲卸へお渡ししたものが、スーパーなどの量販店で販売されるという供給の連鎖の中で、中枢にいる自分たちの役割は重要だと思っています。価格設定を間違えれば業者にも生産者の生活にも大きな影響を与えてしまい、商品動向も変わるという責任の重さがあります。その反面、頼りにもされている、それがやりがいとなっています。大変な仕事ほどやりがいも大きいものではないでしょうか。このことは、若い社員に誇りを持って仕事をしてもらいたいから伝えていきたいことです。後輩や部下を育てる立場として、気持ちの伝え方に難しさを感じることもありますが、相手のモチベーションに繋げられるように伝え方を大切にしています。

優秀なせり人は、質の良い情報収集ができる人

この仕事は、時にプレッシャーもあります。納品の1、2週間前に量販店さんと商談がありますが、その間に天気が悪い日が続くと青果物が集まらないこともあります。そうなった場合は、商談で約束した数を何としても全国から集めなくてはいけません。商談で最も重要なことは「情報」です。この先の天気を想像することは勿論ですが、全国の産地の情報や売れ行きの動向などをしっかり集めることが大事です。「情報は情けに報いる」と社長がいつも言っているとおり、良い情報を集めるためには日々の人間関係の中でコミュニケーションをしっかり取って、信頼関係を築いていくことが必要だと思っています。様々な条件の組合せが値段に反映し消費者や生産者の生活に密接に繋がっている。いいせり人とは、質の良い情報をどれだけ集められるかだと思っています。

情熱市場

この会社では“情熱”という言葉に拘っています。これは、全てのお客様へ真摯に向き合う姿勢を表しているのかもしれません。お客様の要望に対しては、すぐに「できません!」とは言わず、決して諦めず出来る限りのことをやるようにしています。例えば欲しい品物がない場合は各地に連絡を取って確認したり、翌日には用意出来るようにしたり、きちんと最後までやりきるなど、どんなお客様に対しても情熱を持ってきちんと対応するようにしています。そして、最後にはきちんと感謝の気持ちを伝えるまでが、『情熱市場』です!
生産者に対しても同じです。繁忙期以外は週に2、3回は産地へ出向くようにしています。野菜などの成長の状況を知ることは値段設定を考える上で重要ですし、生産者との信頼関係を築くことにもつながります。価格が下がっている時ほど、生産者へ寄り添うことを忘れず、せり人の情熱を伝えられればと思っております。

様々な面白い取組みが社員の笑顔となっている

この会社の誇れることは、一昨年前、東北一の売上高となり、昨年も1位に迫る売上高で東北を代表する市場であることです。その他、人材育成にも力を入れていて、新入社員だけではなく社員全員が研修などを受ける機会があり教育体制が充実していると思います。それが、社員1人1人の成長となり、会社の成長に繋がっていると実感しています。

面白い取組も沢山あります。いつも穏やかな雰囲気の会社ですが、活力朝礼は最も緊張感をもって取組んでいます。これはお客様に対しての礼儀へと現れているような気がします。また、委員会と部活動もあります。委員会が出来たことで、受動的だった社員が主体的に動くようになったと思います。同僚と上手く話ができない社員がいても、縦の関係だけではなく、横の関係も築いていける場があることが社員の笑顔となり、会社の明るい雰囲気になっているのだと思います。社員食堂では、500円の定食を100円で食べることができるのも魅力です。市場の新鮮な野菜を沢山使った定食で、健康面や金銭面もサポートしてくれています。

この会社の社長になることが目標

将来は社長になることが目標です。やるからには一番になりたいですから(笑)。これまでの経験で、社会から承認されたいと欲求が強いからなのかも知れません。私は4歳の時に突然原因不明の脱毛症という病気になりました。そのことで思春期の時は辛い思いをしたこともあります。どうして自分だけが・・・そんなことばかり考えていた時期がありました。しかしながら、大人になってからはそれが個性と思えるようになり、人との出会いの中でインパクトを与えられることは武器になると思いました。この会社で募集している職種が営業職ということで、少し戸惑った部分もあったのですけど、会社が受け入れてくれたことが凄く嬉しかったです。
こんな風貌の自分でも、頑張れば何でも出来るということを伝えられたらいいですし、伝えていきたいですね。

卸売・流通業, 運輸・交通・物流・倉庫業八戸中央青果株式会社

八戸中央青果は八戸市中央卸売市場の青果部を担う卸売会社として、青果物の専門商社では東北随一の流通量を取り扱っています。消費者の皆様に安定した供給元として、また生産者の皆様には安定した販売先として、生産者と消費者の架け橋となり、全国の生産地から野菜・果物を集荷し全国の消費地へ販売しています。 八戸中央青果の表す、『情熱市場』という代表的な言葉。 『郷土を愛し、郷土のために働く』という想いは情熱となり、社員全員に受け継がれています。「この会社と取引ができて良かった」「この人と一緒に仕事ができて良かった」と思ってもらえるようになることこそが、私たちの目標です。