• 社員インタビュー

地域の観光産業を下支えする、クリーニングの仕事

株式会社弘前ドライクリーニング工場

乳井 卓也(Nyuui Takuya)

リネン事業部のマネジメントをおこなっている、弘前ドライクリーニング工場の乳井さん。高卒で入社し今年15年目を迎えた乳井さんに、リネン事業部の業務内容や仕事のやりがい、将来の目標などについて伺いました。

クリーニングに使う機械のメンテナンス担当として入社

地元弘前市の工業高校機械科を卒業後、新卒で弘前ドライクリーニング工場に入社しました。地元に残って就職したいと思っていたので、当時は機械関係や製造関係の企業などへの就職を考えていました。父からの紹介で、弘前ドライで取り扱っている大きな洗濯機や乾燥機などのメンテナンスをやってみないか、と声を掛けていただき、機械メンテナンスの担当として採用されました。
「クリーニングの会社」と聞いていたので、入社前はアイロンを掛けたりするのかな、と思っていたのですが、リネン事業部はホテルや旅館などの宿泊施設のシーツやタオル、飲食店のクロスやおしぼりなどを大量に仕上げる工場だということを知り、思っていた以上の大きな規模の工場に驚きました

リネン事業のマネジメントとメンテナンス業務が主な仕事

現在は入社15年目で、リネン事業の生産部の責任者として働いています。
リネン事業というのは、タオルやシーツ、おしぼりなどのリネン類を、自社商品として宿泊施設や飲食店等に貸し出し、使用済みの商品を回収、クリーニングするのが仕事です。
リネン事業部での仕上げ工程には7つのラインがあり、仕分け作業も含めて持ち場は8部門に分かれます。タオル、シーツ、布団カバー、浴衣・ガウン、枕カバー、クロス、おしぼりの7つを、それぞれ納品できるかたちに仕上げていきます。アイロンや畳み作業はすべて自動で行われ、バンドで束ねて各店舗に納品できる状態にするまでが、リネン事業の業務です。

私の1日の流れとしては、まずは回収してきた洗濯物の仕分けをして、仕上げのほうにスムーズに供給できるよう、準備する作業をします。その後、人員のチェックをして、必要な場所に作業員が足りているかどうかを確認し、人手が必要なら私も入るなど、ラインの人員管理をおこなっています。

また、機械のトラブルが起こった場合には、機械の調整やメンテナンスの業務もおこないます。洗濯機や乾燥機は毎日稼働させるものなので、修理業者さんや県外のメーカーさんを呼んで待っている時間がなく、連絡を取り合いながら私たちで直せるところは直しています。
現在、20代の若手社員2人と、30代の社員1人にメンテナンスの技術や方法を教えており、メンテナンスができる人材を育てているところです。大きい機械ですが、細かい部品も多く、その部品がどういう役割をしているのかを一緒に修理しながら覚えていってもらっています。
機械のメンテナンスもそうですが、若手社員に教えていくことと、工場の人員の管理にやりがいがあると感じています。生産部では現在70名ほどの社員が働いていますが、それぞれの社員がどんな作業が得意か、ということも把握するようにして、なるべくその社員に合った業務を割り当てるようにしています。

若手が育つ教育体制を

入社してからの社員研修では、教育担当になった社員がひとりずつ付いて一緒に作業し、作業手順や危険な箇所などを教えつつ、不安なことや分からないことはすぐに先輩社員に聞けるような体制を整えています。
新入社員に最初に教えるようにしているのは、「どういうことをすると危険なんだよ」「こうすれば安心だよ」という安全のための知識です。工場内には初めて見る機械がたくさんあると思うので、安全第一で仕事をしてもらうために、まずはそういったことを教えるようにしています。
また、県外で開催される繊維や洗剤などをトータルで学べるリネンサプライの研修や講習会、他社の工場見学など、知識や技術を習得する機会はいろいろあります。

クリーニングは、お客様の快適をサポートする仕事

弘前ドライクリーニング工場は、品質の面はもちろんですが、ここでしかできない取り扱い品目も数多くあり、洗えないものはないのでは?と思うほどの幅の広さが会社の魅力です。ほかの会社でお断りされるようなものまで、弘前ドライでは断らずにお受けしてクリーニングしています。
もちろん最初から何でも洗えたわけではなく、お客様からの「これは洗えないだろうか」という要望に応えようと社員みんなで知恵を結集して、何でもチャレンジしてきたからこそ「どんなものでも洗える」と自信を持つことができるようになりました。そういうチャレンジ精神は先輩社員から自分へ、そして後輩へと受け継いでいますね。

現在取引のあるホテルや旅館などの宿泊施設は100軒以上あり、飲食店はおそらく1,000軒以上はあると思います。そのほか、美容院やエステなどタオルを使うような店舗との取引が多くあります。
観光業界と密接に関わりがあるので、繁忙期などはかなり忙しくなるのですが、私たちの仕事が増えるということは、青森県、弘前にたくさん観光客が来てくれているんだなと感じる瞬間でもあります。私たちの仕事は、宿泊施設に泊まってくれたお客様や、お店に訪れたお客様が快適に過ごすためのサポートする仕事です。地域の観光や商売を下支えしている仕事だと思っています。弘前さくらまつりが開催されるゴールデンウィークなどの繁忙期には、通常の倍の量になることもあり、忙しいですがやりがいを感じます。

「どうしたらもっとよくなるか」を社員みんなで考える会社

会社には改善提案書というのがあり、「こうしたらもっとよくなるのではないか」と業務に対して提案していけるシステムがあります。自分自身、改善提案書を活用してさまざまな業務の効率化に取り組んできましたし、会社には柔軟に意見を聞き入れてくれる土壌があります。向上心を持っていろいろと意見や提案をしてくれるような人がこの会社には向いていると思うので、そういう思いを持った人はぜひ一緒に働きたいですね。

工場は、木曜と日曜が休日で週5日勤務です。月曜や金曜は休み明けなので洗濯物が少し多いですが、ほぼ自社の製品なので、月曜日の回収物を火曜、水曜まで均して、稼働が一定になるように調整しています。
生産部は比較的40~50代の女性の方が多いです。15年勤めてきた信頼関係もあり、なんでも相談してくれます。機械を動かしているので作業中に会話することはあまりありませんが、全体的に明るく和気あいあいとした雰囲気の職場です。事業部内では何か困ったことなどがあればお互いに助け合うような横のつながりもあります。

誰もが「簡単に、楽に、たのしく」働ける工場を目指したい

現在はリネン事業部に所属していますが、今後はほかの事業部も経験してさらに知識を向上したいと思っています。各事業部にいろいろなノウハウがあるので、知識を一層深めていきたいです。
また、社員の定着や教育の面から、いい意味で「誰もが簡単に、楽に、たのしく」働ける工場にすることを目標にしています。その目標に対してどうしたら実現できるかを、社員で知恵を出し合っているところです。部門ごとのスペシャリストからも話を聞き、「こういう会社にしたい」という思いを実現したいですね。

サービス・レジャー業株式会社弘前ドライクリーニング工場

私たち弘前ドライクリーニングは「服も人も元気にするクリーニング屋さんでありたい!」そんな想いから、新しいクリーニングの開発に着手しました。それが『one more』です。 石油溶剤を使わず、洗剤・柔軟剤は全て天然素材の物だけ。環境への負荷も減らすことができます。 もちろん、直接肌につけても大丈夫なくらい身体にやさしいので、クリーニングによって服がよみがえり、クリーニング後の仕上がりも格段に上がりました。 「クリーニングの駆け込み寺!」として地域の皆さまに愛され、これまで5000着以上の服を手掛けてきた新しいクリーニング手法『one more』。 人にも環境にも地球にも優しい『one more』を通じて、SDGs~持続可能なクリーニング~(持続可能な開発目標)への貢献を目指します。