• 社員インタビュー

CADの開拓から始まり、現場代理人へ。電気の世界を深く探求する森崎さんのストーリー。

株式会社溝口電気

森崎 栄克(Morisaki Teruyoshi)

電気工事士からスタートし現場経験を積んだのちに、現場監督(現場代理人)となるパターンが一般的な電気工事士の世界。森崎さんは時代の要請もありCAD担当者→現場代理人へと独自のキャリアを歩みました。溝口電気に入社して約25年のキャリアの歩みをお聞きしました。

CADが世の中で使われ始めた時期に入社。CADの開拓者となることを求められることからキャリアが始まった。

田子町が地元で、南部工業高校の設備システム課に入学しました。もともと卒業後は就職しようと決めていたことから、高校3年の就職活動の際に溝口電気を知り入社。「地元から出て八戸で働こう」と思っていたので社宅があったことが決め手の一つになりました。
入社後は電気工事士の技術者として作業を学ぶのかなと思っていましたが、入社当時はちょうど世の中でCADを使っての図面作成が広がり始めた時期。高校で多少PC操作を勉強していたことから同期3人のうち私一人がCADをマスターすることを社長から任命され、CADと向き合う日々が始まりました。CAD自体が世の中でまだ新しいものだったので、精通する人が社内にいるわけではなく、テキストと向き合いながらほぼ独学で基本操作から勉強。本当に0からのスタートでした。

入社1年目はちょうど会社が八戸市民病院の電気工事を受託した年。建設現場に設営される事務所の奥の小部屋にCAD専用の部屋を用意してもらい、その小部屋で朝から晩までひたすら図面描きを繰り返しました。入社から5年間はひたすら図面を描く日々を過ごしましたね。
6年目頃に、陸上自衛隊の施設工事に携わったのですが、その際に電気工事士の補佐的な立場から始まり、現場仕事も徐々に覚え始めました。工事の進捗を記録写真として撮影し、資料としてまとめつつ、施工図を描くことを繰り返しました。

一般的には技術職からスタートし、現場代理人として施工管理を担っていくキャリアの歩み方が主流かと思いますが、私の場合は施工図の作成から始まり、現場作業を覚え、その後は完全に施工管理業務一本で歩き始めました。

工事の全体工程の立案から人・資材の調達、現場運営まで。一手に担うのが施工管理技士のミッション。

施工管理の仕事は主に3つです。一つ目は発注者である自治体等へ提出するための書類作成と施工図の作成。施工図を描きながら、現場全体の作業計画を立て、必要に応じ協働する他業者の方と打ち合わせを行います。二つ目は立てた計画・行程に沿って材料・資材を発注したり、作業員を手配するというもの。そして三つ目が作業開始後、現場の進捗情報を写真撮影や書類を通じ記録し管理していくというものです。
工事が始まる前の工程作成~資材と人員の調整、そして工事立ち合いと始まりから終わりまでの責任を担う役割です。現場ごとに状況は異なるため、施工図を描いて終わりではなく、施工図だけで現場の職人さんたちへ伝わりにくい場合など、要所要所で現場に出ながら、滞りなく工事が進むよう管理していきます。

父として子どもに自分の仕事を誇りを持って語れるのが嬉しい。

元々、CADでの図面描きからスタートしていることもあり、やはり図面と向き合いながら「このケースはどうすれば配線をうまく収められるか?」を考えている瞬間は楽しいですね。特に、昨今使い始めている3DCADは、二次元では表現しきれなかった配線の収め方を模索できます。どうすればよりよいルートを描けるのか?ということに没頭している時間は楽しいですね。

これまで最も大変だった現場は病院の婦人科病棟新築工事。病院は入院患者さんが使用するナースコールや、看護師さんが使用する医療機器・通信機器などが多岐に使われる場所です。電気はその性質上幅広い領域に携わるものであり、且つ医療機器という特殊で繊細な機械を扱うこの現場を仕切っていくというのは非常に重圧がかかるものだったと振り返り思います。
私は子どもが3人いるのですが、当時子どもたちもまだ幼く手がかかる時期でもあったので、仕事に家庭に大忙しでした。もっぱら、子育ては奥さんにかなり頑張ってもらっているのでそのことに関しては頭が上がらないのですが・・・笑
施工管理の仕事は、納期に間に合わせることが絶対条件です。その上、職人さん・業者さんなど様々な人と連携し、コミュニケーションをとりながら進めていく仕事。現場ごとに状況は変わりますし、起こる問題も多様です。正直楽な仕事ではありません。でも、現場を積み重ねていくことで経験値が自分の中に蓄積されていくので1つの現場をやり切ることで1つまた経験値を上げて進んでいく手ごたえがあります。「電気」という一つのことを突き詰めていく楽しさも、新しいことに取り組む楽しさも両方を味わえる仕事ではないでしょうか。志の高い人にとっては楽しめる仕事であることは間違いありません。

「社内の人間関係で悩んだことはありませんね」外で戦うため、関わる現場は違えど社内は「チーム」

溝口電気の特徴の1つは社内の人間関係の良さにあるのではないでしょうか。会社全体、上司と部下、社長と社員等の間に大きな壁はありません。上司・部下の人間関係においても上下関係といったような改まったところはなく、私自身これまで社内の人間関係で悩んだことはありません。各現場が上手く回るように力を貸しあったり、相談し合うといった風土があるように思います。

また、近年では2週間に1度現場担当者が全員参加し、情報共有のミーティングをしています。そこでは、現場の進捗状況を共有し、人手が足りず対応に追われている現場があればそれを調整するなど、各現場で起きている課題を会社の課題として捉え、皆で協力し合い知恵を出し合いながら解決していくための相談・議論をしています。これまではそういった課題解決も各現場で行っていた傾向があったのですが、「各現場の課題」を「みんなの課題」であると捉え、会社全体で知見を共有しながら対応の幅を広げていくことを目指し取り組む動きが生まれています。このようなミーティングから、特に若手社員は学ぶことも多いと思いますし、若手のみんなの成長こそ会社の成長だと捉え育成に取り組んでいます。これからは若手人材の育成が会社としても非常に重要な課題だと考えています。現場に入るとどうしてもその現場に没頭してしまいますが、1人で抱え込まず、時に人に助けを求めることも経験しながら、成長してもらえるようサポートしていきたいです。

現場を見ずして「出来ない」とは言わない会社

溝口電気は基本的に自治体などの公共工事を担う会社です。その一方で、例えば「エアコンを買ったけれど、家電量販店のサポートの範囲だとこの家では設置工事が出来ないと断られてしまった」というような一般のお客様からの相談・依頼を電話で受けることもしばしばあります。その際にも、「一般住宅は対応していない」と断ることは原則せず、誰かがその場所に足を運び、見に行くことを必ず行っています。
他で断られた物件は、確かに配線を考慮するのが難しかったり、やや大がかりになってしまわざるを得ないという場合も多いのですが、普段から多様な現場を手掛けている溝口電気の社員は技術力も高いので解決策を提示できるケースが多くあることも事実です。いただいた相談に対して、なるべくNOとは言わず、まずは解決策を考える。そういうスタンスの社員が多い会社だと思います。
私自身もよく「森崎は怒らないよな」と言われることがあるのですが、NOと言わないスタンスを大事にしています。ミスをしたとしても、ミス自体を叱責しても意味はありません。どうすればそのミスから先に進められるのか?次どうするかというアクションの方が大事だと思うからです。これからも、求められることに誠実に答えながら、1歩ずつ進んでいけたらと思っています。

設備・メンテナンス業, 環境・エネルギー業株式会社溝口電気

当社は1961年の創業以来、60年以上にわたって継承してきた技術で社会に貢献してきました。これまで電気設備工事における、企画・設計・施工・メンテナンス工事全般を行い、豊富な実績と高い技術力を活かすことで、お客様や地域のニーズに応えてきました。 あらゆる建物の電気設備工事において多くの実績を重ね、今まで手掛けてきた案件は官公庁施設や文化施設をはじめ、学校、病院、工場、銀行、商業施設、飲食店、ホテルなど様々な分野に渡り、多様な建築物の屋内電気設備工事や、道路・トンネル照明等の屋外電気設備工事を行っております。