- 社員インタビュー
私たちの生活に必要不可欠なサーミスタをつくる、世界トップシェアの会社
瀬川さんは、2019年に入社した新人さんです。機械設備の組み立てや設計を担当している他、現場のスタッフがより効率よく働けるように機械設備の導入や作業工程の改善を行ない、近い将来深刻化する労働力不足に備えた最先端工場の体制を実現するため日々の業務に励んでいます。プライベートでは、10月に誕生したばかりの一児のパパさんです!そんな瀬川さんに、仕事とプライベートのお話を沢山伺ってきました。
一択で決めた青森芝浦電子
実はちょっと面白いきっかけで入社しているのですが、学生時代にバイト先で常連のお客様と仲良くなり、色々お話をする中で就職活動の話題になりました。私が地元就職を希望している話をすると「工業系の大学を卒業するならここはどう?」と、その方の奥様が働いている青森芝浦電子を紹介してくれたのが入社のきっかけでした。その後すぐにホームページを調べてみると、サーミスタという温度センサの電子部品を製造している会社で、サーミスタとは熱を敏感に感知し電気抵抗を変化させる温度センサの事でした。サーミスタは、私達の身近にある家電やエアコン、自動車など様々な製品に使われており、私達の暮らしを支える重要な部品である事が分かりました。温度センサの業界は需要が高まっていて不景気の中でも業界が成長している事や、青森芝浦電子は世界でもシェアがダントツに高く業界内で安定している事を知り、そして何よりも昔から興味があるモノづくりの業界だった事もあり、青森芝浦電子一択で就職活動をスタートさせ、無事入社する事ができました。
社内研修で学んだことをプレゼン
入社後一ヶ月間は座学と実技の研修がありました。全部署をまわり実際の仕事を全て経験する事ができたので、各部署の役割や仕事内容を知り会社全体を把握する事ができました。その後、研修で学んだ事を皆の前でプレゼンする機会が設けられ、最後に自分が希望する部署や向いている思う部署を伝える自己PRの時間もあったのですが、私は現在所属しているFA課を希望しました。高校時代、ロボット研究部に入部していて、コンテストなどに出場するロボットを製作していた経験を仕事に活かす事ができたら楽しいだろうな。という思いがあり、仕事内容が似ていたFA課に興味があったからです。会社だけが配属を決めるのではなく、本人の意見も反映してくれているのでしょうかね。とてもユニークな研修内容でした。
充実した教育制度でスキルアップできる環境
当社は教育制度が充実しているので、本人のやる気次第でどんどんスキルアップできる環境が整っていると思います。私は入社1年目に、八戸高専で開催された社外研修に参加しCAD(コンピューターを用いて設計するソフト)の基礎を学び、通信教育ではPLC制御(機械を自動的にコントロールするためのプログラム)を学びました。この制度のお陰で、研修で学んだ事を実際に日々の業務で活かす事ができているので、微力ながらも組織の一員として役に立っているのかなと思うと嬉しく思います。教育制度の利用には制限が無く研修内容も豊富ですので、向上心があればいくらでも研修を受ける事が可能です。もちろん初心者向けの基礎講座もあるので、モノづくり業界は未経験という方でも安心して受講できますし、仕事をする上で必要なスキルなので研修費用は全て会社負担です!私は翌年には、更にレベルアップするための研修を受講予定です。
機械はまるで我が子のよう・・・
入社1年目の主な仕事内容は、機械の構造を知る事からスタートし機械設備の組み立てを学びました。機械の種類や大きさによっても異なるのですが、組み立てが完成するまでに約3ヶ月~半年程かかります。その間作業をしていると、まるで機械が我が子みたいに思えてきて愛着が湧いてくるのです(笑)。その我が子たちが、現場に設置され部品が量産されているのを見ると、この仕事をやって良かったなと感じます。現在、中国にあるトンガン工場に設置する機械の製作に携わっているのですが、この機械が完成したら私も実際にトンガンに出向いて設置をし、その後、動作検証をして機械の操作方法を現地のスタッフへ教えてきます。現在、機械の組み立て以外にも現場の作業工程の改善に関わるちょっとした設計も担当していて、少しずつ機械の自動化を導入しては、現場のスタッフの意見を吸い上げ、より作業がしやすいように改善しているところです。入社してまだ間もないのですが、若手が活躍できる風土があるので、とてもやりがいが感じられる職場だと思います。
コンマ1mmの世界で働く
学生時代に経験していたモノづくりとは違い、当社は小さい電子部品を製造しているので、機械も繊細なものが多いです。機械の組み立てはコンマ1mmの世界で、担当者の腕がそのままダイレクトに製品に反映されます。機械の組み立てが少しでもズレると製品の寸法が数センチ単位で変わり、製品として出荷できなくなってしまうので、私たちFA課の仕事はとても重要な役割を担っています。入社当初は、覚える事も沢山あり繊細な作業が難しく感じた事もありましたが、色々な知識を吸収する事は楽しいですし、難しい作業程やり遂げた後の達成感が得られるので、それが更なる自信に繋がりますね。当社には「パートナー制度」といって入社後2年間は、年齢の近い先輩パートナーが付いてマンツーマンで指導してくれる教育制度があり、優しい先輩方が一から丁寧に教えてくれます。1台作り上げるとある程度覚える事ができるので「ここの部品はこういう理屈で動いていたんだ!」と新しい発見もあり楽しく仕事をしています。
全力で育成してくれる上司の存在
FA課のベテラン上司は、私たち若手社員の育成に力を入れてくれる「デキるお兄さん的存在」です。例えば、私が作成した設計図に間違いがあると、口頭で指摘するのではなく全て記録に残るように赤字で修正してくれるので、修正履歴が蓄積され「私だけのオリジナル教科書」として手元に残り、必要な時に見返す事ができます。また、課内では毎週月曜日に、お互いの業務内容を報告し合う週報という打ち合わせがあるのですが、報告・発表の仕方についても毎回的確なアドバイスをくれます。設備の設計者はいずれ役員に対して社内プレゼンをする機会が出てくるので「その予行練習も兼ねている。」と先を見据えて教育をしてくれる上司にはとても感謝しています。
一児のパパになりました!
2019年の10月に男の子が誕生したのですが、めっちゃ可愛くて・・・幸せです!家に帰って子供の顔を見ると「明日も仕事頑張ろう!」と思えるんです。子育てももちろん協力しています!お風呂も入れられるし、おむつだって取り替えられます。日々の何気ない触れ合いが最高の癒しですね!最近嬉しい事があったのですが、朝起きて「おはよう」と言うと、パパを認識しているのか目で追ってきて出勤するまでずっと見ていてくれるんです。休日には、息子とずっと一緒に居られる幸せを噛みしめながらも、ついついゲームをやり過ぎて奥さんに怒られるので(笑)、趣味のゲームはほどほどにしてこれからも子育てを頑張りたいと思います!
自分たちの手で~次世代へ繋ぐ地元の祭り~
そもそも地元で就職したいと思った理由は、地元の祭りを守り続けてきた父親の存在があったからです。父は昔から地元五戸町の秋祭りの山車の製作をしていて、私が物心ついた時には、一緒に祭りに参加して山車を引っ張っていました。父は「伝統ある地元の祭りを子供たちにも経験させたい。」と言って頑張ってきていましたが、ある時「いずれこの祭りを継ぐ人は居なくなり廃れて無くなってしまう・・・」と寂しそうにしているのを見た私は「今度は自分たちの番だ!」と思うようになりました。次世代までこの祭りを継承していくんだという思いで、大学に入った頃から手伝い初めましたが、思えばこれもモノづくりですよね・・・!近い将来、自分の子供が大きくなったら、3世代で山車を引っ張るのが今から楽しみです。