社員インタビュー

平和なクリエイティブの追求～フルリモートと上手に向き合う～

IT・通信・インターネット業, マスコミ・広告・デザイン業

株式会社リアルインベント

石塚結（Yui Ishizuka）

株式会社リアルインベント　神さんのご紹介

「実はもともとパソコンが苦手で…」そう語るのは、株式会社リアルインベントでウェブデザイナー兼エンジニアとして活躍する石塚さん。挑戦を続けたITキャリアで抱いた「プログラミング」への興味関心と挑戦。勤めていた会社を辞め、WEBデザインスクールへ通う一大決心をします。
その後、デザインとコーディングの両軸を学んだ先にリアルインベントとの出会い、そして石塚さんが目指す理想のエンジニア像がありました。

苦手の克服がきっかけに

中学校のときにパソコンに触れる機会があったのですが、本当に苦手で…。ただ、デジタル化でITの普及が著しいことは何となく分かっていたので、「せめて基本操作くらいは」と思い、高校は情報科学を学べる学校に進学しました。思い返せば、このときの純粋な気持ちが、今の仕事に繋がっているかもしれません。

その後進学した文系の大学では心理学を専攻し、人の思考や感情理解を学びながら、自分の将来と向き合う日々を過ごしていました。いざ就職活動が始まると、同じ学部では公務員や銀行員を目指す人ばかりでした。(黙々と何かを追求しながらスキルを身につけて、クリエイティブな仕事がしたいなぁ…。)
数ある企業の中から辿り着いた職が「システムエンジニア」でした。青森県内では珍しく、IT企業(ソフトウェア開発)へ就職することができました。

両方できることはチームを平和にする

前職に入社後は、ドキュメント作成やテスト業務がメインでした。私のIT企業への理想が高かったということもあるのですが、入社1年弱で「これって本当に私がやりたいクリエイティブだっけ？」という問いに早くも頭を悩ませてしまったんです。また、最も興味があったプログラミングに携われなかったことが、一番のギャップだったかもしれません…。WEBデザインやコーディングの仕事に興味を持ったのもこの頃です。大きな決断ではあったのですが、自分のスキルを向上させることが最優先だと思っていたので、前職を辞めて、WEBデザインのスクールに通うことに決めました。

エンジニア職でありながら、もともとデザインにも興味があったので、スクールではIllustratorやPhotoshop等のソフト操作、バナー作成・LPデザインなど実用的なスキルを学び、実践を通して手応えを感じつつありました。また、PHPやWordpress等フロントエンドの実践スキルも学びたかったので、通常6ヶ月間のプランにオプションで4ヶ月追加し、計10ヶ月のプログラムを受講しました。

「デザイン」と「コーディング」。どちらもWEBサイト制作には必要とされる大切な要素ですが、実は扱うスキルだけでなく、使う思考も全く異なります。
ざっくり分けると、デザインは感覚的でクリエイティブ。コーディングは論理的で、正確さが重要です。まったく違う脳を使う仕事なので、制作会社によっては別の担当者で分業することもしばしば。その背景として、それぞれの領域が深く広がりすぎたということもあると思います。そこからなんとなく、「両立するのは難しいよね」となっている気がします。たしかに分業化されたことで、作業効率は良くなるかもしれませんが、お互いのコミュニケーションは難しくなってない？という想いもあって…。目指している場所は一緒なのですが、「通る道が違う」みたいなことで、お互いの意図が伝わらず、摩擦が起きやすい気がしています。だからこそ私は、「デザイン」と「コーディング」双方の間に立てる存在になりたいと感じたんです。単純に両方の業務に興味があったということもあるのですが、なるべく摩擦を減らし、最短距離で「平和」な制作をしたい人間なので、「両方できる人になれば良い」というやや型破りな発想で、“デザイナー兼エンジニア”を目指すことにしました。

リアルインベントの魅力は「受け入れてくれる力」

WEBデザインスクールが主催した企業説明会に、リアルインベントの方々が参加していたことが入社のきっかけです。お話を聞いて、最初は「首都圏の“できる”エンジニア集団なんだろうなぁ」という印象でした。その後、社長からスクールを通じて「カジュアル面談をしませんか？」というお誘いをいただき、後日ゆっくりお話する機会をいただきました。その際に、私がこだわる「デザイナー兼エンジニア」のイメージをすごく前向きに聞いてくださったことが嬉しかったんです。「結局、どっちのプロになりたいの？」と聞かれるかな…と心配していたのですが、「デザインもプログラミングもどっちもできるのは、石塚さんの武器だから」と言っていただけて、「良かった。どちらかを選ばなくていいんだ…！」と救われた瞬間でした。また、地方でのIT人材を増やすために、フルリモートを推進している点にも共感できましたし、最先端のスキルに携われる点など、私にとって総合的に成長しかないと判断して入社を決意しました。

フルリモートという働き方を上手に活用する

フルリモートという働き方について、「ほぼ自由？寂しくない？」などと聞かれることがあるのですが、そんなことはないです。案件ごとのオンラインミーティングや、チャットでの相談・情報共有などコミュニケーションはむしろ密なくらいです。また、上司との距離が近い点も当社の特徴で、何かあれば相談しています。月に1回上司との１on1ミーティングを設けて、自分が行った業務なども管理シートでしっかり評価いただける仕組みになっている点も嬉しいポイントです。フルリモートでもひとりじゃない、相談できる仲間は常にオンラインにいます。

逆に、リモートワークのメリットではないですけど、「出勤時間０分」は無駄なく業務に取り掛かれるので良い点かなと思います(笑)。パソコンを開けば仕事開始なので、とにかくセットアップは早いです。ほかにも、外部的な要因に左右されず仕事に集中できる点も私には合っているかなと思います。フルリモートだから“こうするべき”という考えよりは、フルリモートという働き方をいかに活用していくかを考えるようにしていますね。