• 社員インタビュー

津軽の伝統 当物駄菓子~一つ一つ心を込めて手作業で~

津軽の伝統 当物駄菓子~一つ一つ心を込めて手作業で~

当社の当物駄菓子は、行程のほとんどが手作業です。これからもこの津軽の伝統 当物駄菓子を守り続けていきます。

うちの会社のここがすごい!

津軽伝統の当物駄菓子を作っているのは当社だけ。そしてそのほとんどの行程が手作業なので、そこが凄いと思います。また、大王の型を彫刻刀で彫っている専務の技術には本当に感心します。

この会社を選んだ理由

私は青森に嫁いできたのですが、毎年お正月に実家に親戚が集まって「大王当て」と「イモ当て」をやっていました。その時、津軽当物駄菓子を初めて知ったのですが、くじを引くところが凄く楽しくて、お菓子も美味しいなぁと感じていました。
その後、偶然求人が出ているのを見つけ、元々お菓子を作るのが好きだったので、応募しました。当社の当物駄菓子は、お盆とお正月になると、弘前市内や青森市内のスーパーに必ず置いてあり、皆を笑顔にするお菓子です。

やりがいに感じていること

自分の作ったお菓子が製品になりスーパーに並ぶ事がとても嬉しいです。ついつい売れ行きをチェックしてしまいます(笑)直接工場に買いに来て下さる方もいまして「とても美味しい。」や「昔から好き。」等の温かい言葉を直接頂き、笑顔を見れる事も嬉しいです。
また、お菓子作りはチームワークが出来ていないと流れがストップしてしまうので、常に頭を回転させながら周りを見ながら作業しています。常に気を張って作業をしているので1日を終える度に、毎日達成感を感じています。

大変なこと・失敗談

当社の当物駄菓子は、ほとんどが手作りなので、身体で覚えていくしかありません。季節・気温・湿度によって、水の量・火加減・火からおろすタイミング、全てが微妙に変わってくるので、最初は身体で覚えるのが大変でした。1日の中でも、気温が変動しますので、朝の作り方と午後の作り方は変わってきます。更にあんこは、1日・2日寝かせてから使うので、寝かせた後の固さをイメージして火からおろすのですが、今でも迷う事があります。だからこそ、1日を終える度に、毎日達成感を感じているのだと思います。

職場の雰囲気

少人数なので、アットフォームな雰囲気です。休憩も皆一緒の時間に取り、仕事の時とは違って、和やかな時間を一緒に過ごします。
作業中は集中力やスピードが大切なので、なかなかコミュニケーションがとれない分、お盆明けやお正月明けの一段落した時期に、専務が企画を考えてくれて、食事に行ったり、社員旅行に行ったりして、コミュニケーションをとっています。

将来のビジョン・目標

基本的な事ですが、失敗をしないように、与えられた仕事を確実にこなしていく事です。そして、津軽地域の人だけではなく、もっと沢山の人に知ってもらいたいです。弘前市内のデパートや桜まつりで販売した事はありますが、この地域だけではなく県内・県外に出歩き、「大王当て」「イモ当て」の魅力を伝えていきたいと思います。

うちの会社の取り組み自慢

3年位前から年に1・2回、一般の方向けに「大王のお菓子体験講習会」をやっています。模様の入った木の型枠にあんこを詰めて、型枠から勢いよく打ち出して大王を作るのですが、津軽地方に伝わる伝統技術をより多くの人に広めるため、普及活動に励んでいます。

小売・販売業, 製造業(食品・医薬品・住宅・その他)佐藤製菓

昭和初期には、津軽の子供たちに親しまれていた津軽当物駄菓子を次世代に継承するために、その味と品質を守りながらも、時代に合わせた改良や新商品の開発に取り組んでおります。街中の駄菓子やさんが無くなってきている今、お盆やお正月に里帰りした家族や仲間を迎え、皆でくじを引き、子どもの頃の「ワクワク・ドキドキ」感を味わえる遊び心満載のお菓子作りを続けております。また、ほとんどが手作りなので、皆のチームワークを大切にしております。