- 座談会形式インタビュー
北三陸ファクトリー 座談会
このインタビューの背景
株式会社北三陸ファクトリーの4名の皆さんと座談会形式でディスカッション。入社後、実際に一緒に働く仲間になるので、応募検討している方はご一読ください。
入社の決めてややりがいの他、ふつうは聞かないであろう、「会社の欠点や変なところ」もインタビューしてきました。
■座談会参加者(左から)
渋谷さん、下苧坪さん、岡田さん、城内さん
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Q.まず、入社の決め手、理由を教えてください!
個別インタビューでも答えましたが、父が社長と知り合いで勝手に面接の日を決めてたんです(笑)。中学校まではこの洋野町で育ちましたが、高校は盛岡、大学は北海道に行きました。なので、地元の会社で働くイメージはあまり浮かばなくて…不採用になるためにピンクのマニキュアを塗っていきました。 でも、面接で社長と話していく中で、自然と働く流れになり…いつから来れる?と聞かれ、「明日から来て!何なら今からでもいいよ!」と言われ気づいたら入社することになっていました。
会社の収益構造を見て決めました。利益分配が漁師さんの所得向上や持続可能な漁業につなげるために使われている。
私は宮崎にある水産大学出身です。大学時代に磯焼けの光景を見て、食べられるものに価値がつかず、害になっている現状をなんとかしたいと思い、うに養殖に関わりたいと考えるようになりました。
うにの養殖会社は数社しかなく、全ての会社を比較してここを選ぶことにしました。比較した観点は事業で生まれた利益をどこに分配するのか?という点です。一般的に漁師の利益率が低いということは知っていたのですが漁師さんの方を高くしても、普通の会社にとっては利益にならないんですよね。でもこの会社は違う。業界のことを考えて漁師さんに還元するところが大事だという信念を持っていると感じ、この会社で働きたいと思いました。
入社1年の新人から「会社の収益構造」っていう言葉が出てくるとは。我々企業の再生やコンサルティングもやっていますが、経営者でさえも収益構造意識していないケース多いですよ。
私は皆にたけちゃんって呼ばれているのですが、代表の下苧坪の弟にあたります。祖父が地域を巻き込んで漁師さんから仕入れたアワビなどの海産物を世界に届ける仕事をしていたのですが、兄が北三陸ファクトリーの母体となっている「ひろの屋」を継いだタイミングから入社しました。 祖父の魂を引き継いだのではないか?と思えるくらいの、兄の熱い想いと行動力に惹きこまれた感じですね。 外から儲けて中で使う。地域の為に世界に出ていく。祖父が目指していたものだと思います。
生まれは八戸で、結婚を機に洋野町に移住しました。面接のときに社長の話を聞き、熱い想いをもって事業をしているのだと知りました。洋野町は田舎ですが、日本全国、世界に向けた事業をしていることにワクワクし、社長のVISIONに惹かれ入社を決めました。面接の段階でワクワクしたのは初めてでした。前職では建設・電気工事の営業をしており全く畑違いのフィールドでしたが、思い切って飛び込んでよかったと思っています!
Q.働く中で感動したことや印象に残っている言葉、エピソードはありますか?
私たちは洋野町の水産関連企業の中では後発企業で、地域の中で最も遅く「うに養殖」に携わっています。それなのに、社長はメディアへの露出が多く、うにについて、地域について語る姿を面白くないと感じる漁師さんたちも当初は多かったようです。
でも、そんな漁師さんたちも徐々に私たちのことを認めてくれるようになり、今ではパートナーとして認知して頂いています。私たちの事業に漁師さんは必要不可欠な存在ですし、今では密に連絡を取りながら、この地域の漁業の活性化に向け連携を深められていることが誇らしいなと感じます。一緒に東京のレストランに自分たちのうにが提供されているところを見に行ったり、事業に協力したりしてくれること自体が一番嬉しいです。
とある日の朝礼がとても心に残っています。社長が会社の経営について率直に話をしていて、その中で会社のこれまでの歩みや歴史について話してくれた日がありました。立ち上げ当時の苦労や、漁師さん達との関わりなどを涙ぐみながら共有してくれたんですよね。その場にいた創業メンバーの方も涙を浮かべながら当時を振り返って話をしてくれました。
普通の社長って、苦労の話や、大変だった過去について、感情も込めながら共有するってなかなかないことだと思いますが、その話を共有いただいたことで、信頼感が一層増しました。経営陣は経営陣なりの覚悟を持ち、現場も苦しさはありながら一緒に乗り越えてきたんだな…ということを感じました。それを聞いたからこそ自分もこの会社の一員として誇りをもって困難にも向かっていこうと思うことができました。
まず、自分たちの会社で扱っている商品や「うにそのもの」に感動しています。卸先のレストランのシェフや様々な方に食べてもらい、美味しいと評価していただけることが私自身の仕事の原動力にもなっています。中には私たちのうにを使った料理の写真を送ってくださるシェフもいて、素晴らしい料理の素材に、私たちのうにが使われていることに毎回驚きます。「え?うにってこんなになるの?こんな細工の上に私たちのうにが!」という驚きがあるたび、嬉しいです。毎日うにを見て毎日うにの香りに包まれていたらうにが嫌いになる事が多いと思うのですが、私はうにが大好きです。
あとは、今みんなの言葉を聞いて感動しています。みんなそれぞれ、私にはないものを持っている素晴らしい人たちだなぁと。そういう仲間に恵まれながら、仕事ができることが嬉しいです。これからもこの仲間たちと共に新しい挑戦に取り組んでいけることが楽しみです。
まず、営業としてお客様に自信を持って提案できていることです。自分が自信をもって出した商品や提案が評価される瞬間は非常に嬉しいもので、お客様との信頼関係を築く中で、本当に充実感を感じています。自信がない商品がある場合も、正直に「今は時期的に味が薄いけど、もう少しすると味がのってきます」と伝える姿勢が大切だと感じています。お客様も理解してくれて「確かに今時期はそうだね。」とか、味がのってきたときには「おお、今最高だね」とか率直に反応していただけます。お客様とも、社内の人とも、お互い本心で話ができていることがありがたいです。
それから、当社ではたまに研修やワークショップを行うのですが、その中で普段の業務ではなかなか語られにくい本音を共有し合う場があります。そういう機会にお互いの本音が聞けて、よりつながれているな、と一体感を感じられるときがとても嬉しいです。
Q.会社のちょっと変わっているところを教えてください
地元メンバーを中心とした社内メンバーが、うにに対して舌が肥えすぎているところですね。うに養殖を始めた頃は特に「話にならない!」と品質に対して厳しくて…笑 みなさんうにに厳しく、愛をもって接しているなと思います。
営業時間内外に飲み会があることですかね?年度の始まりやうに養殖のお疲れ会など、就業時間の1-2時間前からもう飲み始めています。社長が一番その日はウキウキしてる感じがあります。私も家で得意料理の「獲れたてイクラの醤油漬け」をつくり、メンバーに振る舞いながら飲み会を開いています。「Z世代は飲み会行きたがらない」という話をよく聞きますが、新入社員の私が飲み会を主催するという(笑)
休日中にもチャットが回りますね〜。良くも悪くも、仕事のオンとオフが曖昧なのかも。
会社っぽくないところ・・・ですかね?いい意味でゆるいです。ルールが厳しい会社と真逆で、会社だからこうしなければいけない!というのはあまりないかなと思います。 これは経営者が社員を信じていなければできないですし、私たちが自然体で仕事できる一つの要因だと思います。
Q.こんな人に来てほしい!理想の仲間像を教えてください!
明るい人じゃなくてもいいです。コミュニケーションが取れる人であれば、常に明るくなくても!挨拶くらいきちんとしてくれたら。
誰でも歓迎です!この人出不足時代に洋野町に来てくれるだけで貴重ですからね!
ちょっと感動しました。私たちが目指す理想の採用スタイルです。よくある求人で、「明るくて前向きでコミュニケーション能力が高い人」というのがあり、それもわかるのですが、暗いけどしっかりコツコツ働く人もいれば、気づかれにくい、目立たないところで実は悩んでる人の話を聞いてあげたり励ましてあげたりしている人も貴重ですよね。
(渋谷さんを指して)こういう奴に来てほしいです!物静かなんだけれど、エネルギーがある人です。(全員笑)
自分はPCが得意じゃないんですが、困っていると渋谷さんや城内さんが資料作りとか手伝ってくれるんですよね。ありがたいです。そういうチームプレーが出来る人がいいですね!あとは、自分の業務範囲を決めずに動いてくれる人でしょうか。人数が少ない会社なので、臨機応変に何でも取り組もうという姿勢を持っている人を希望します!自分の仕事と、その両隣の仕事くらいまでできるくらいの視野を持ってくれると良いですね。
皆さん貴重なご意見をありがとうございました!色んな考えの人がいて、お互いを受け入れ信じあっている会社を目指している経営者が増えていますが、理想の組織・チームを見せていただいた気がします。今後も応援しています。
今回は株式会社北三陸ファクトリーの方々に「入社の決めて」や「会社の変わっているところ、魅力」についてインタビューしてきました。
会社が気になった方は、求人情報への応募をご検討ください。