• 座談会形式インタビュー

株式会社WANDの5名のメンバーの座談会

株式会社WANDの5名のメンバーの座談会

株式会社WANDの5名のメンバーに参加いただき、自社のにんじん農園でお話を伺いました。入社のきっかけや印象に残っているお客様とのやり取り、仕事のやりがいなどについてお聞きしました。 ■座談会参加者(左から)
花形さん、野月さん、大川さん、工藤さん、下川原さん

Q.入社の決め手、理由を教えてください!

前職は八百屋さんで働いていました。市場の買い付けなどをしていたのですが、その会社が倒産してしまいまして。地元でなにか面白そうな求人はないかなと探していたタイミングでWANDの求人票を見つけました。当時40歳で、新しいことに挑戦するとしたら最後かもしれないと思い、思い切って応募したのを覚えています。

私は前職、コンビニでアルバイトしていたのです。レジ打ちや 品出しをしていたら、社長の岡山さんに「うちで働きませんか?」って声をかけられて。面識もなかったのでびっくりでしたよ。ちゃんと話を聞かせてもらい、岡山さんが考えていることを聞いて面白そうだと思ったのですが、「パソコンもできない自分が務まるわけがない」と思って、最初は辞退させてもらったのです。 でも、また岡山さんが店に現れまして。それでまた話をさせてもらいました。最後、決め手になったのは「(岡山さんと話して)こんな人が十和田にいるんだ。こんな思いをもって仕事している人がいるんだという驚き」ですかね。

確かに、親の会社などを引き継いでやっている人はいるけれど、自分で起業してここまでの思いでやっている人は珍しいよね。

そうなのですよね。岡山さんが「十和田のためにこの事業をやりたいんだ」と話しているのがとても印象的で。その言葉を聞いて私自身の意識が変わりました。ガチでやるのだな、この人は、と思って。ついていこうと思いました。

岡山さんはなぜ工藤さんに声をかけたのですか?

毎朝行くコンビニで、工藤さんが働いていました。朝、とても混んでいるレジで、工藤さんの列だけお客さんの進みが早いのですよね。そこから工藤さんを観察していました。商品の並べ方、棚の整理の仕方などをめちゃくちゃ考えながら作業していることが分かってきました。作業が早いだけでなく、接客も丁寧。当時、社員はまだ誰もいなくて、こんな人がうちに一人いてくれたらいいなと思って、声をかけることにしたのです。

私は、入社前は神奈川に住んでSEをしていました。親も年だし、そろそろUターンしてこようと思い、仕事探しをしていた当時、この会社の求人を見つけました。前職でやってきたことが生かせるのではないかなと思ったのが理由です。正直、この会社以外に入りたいと思える会社がなくて、もし採用されなかったら(地元十和田でなく)八戸の会社を探そうと思っていました。無事採用してもらい、今に至ります。

高校を卒業したあと、海上自衛隊で18年勤務していました。当時関東に暮らしていたのですが、自分も妻も地元がこちらだったので帰りたいと思いUターンしてきました。この会社との出会いは、もともと社長と同級生だったこともあり、声をかけてもらったのがきっかけです。

私は実は前職も十和田で同じEC事業をしている会社で働いていたのです。当時からWANDのことは知っていて、気にしていたのですが、どんどん成長していく勢いのある会社だなと思ってみていました。もっと自分のスキルを高めたいなと思い、転職してきました。

Q.会社の魅力と、変わっているところについて教えてください!

やればやった分の正当な評価が返ってくるところですかね。給与に反映されます。EC事業というのがある意味結果が分かりやすく見えるのもいいのかもしれません。自分がまっとうな仕事をしたときにはそれを評価してもらえるし、よくないところもちゃんとフィードバックをもらえるので、どんな風に変わっていけばいいのかが分かります。 変わっているところは、岡山さんの存在!社長、と呼ぶな、なんて人います?(笑)変わってますよね。

「何でも商品化する」ことですかね。商品開発担当は〇〇さん、と決まった人がいるわけでなく、社員みんなが自分の意見を出して商品を作れる。可能性がありすぎますよね。いろいろな目線で商品を作れるので、よく他社の商品を買ってきては皆で試食して、いいところや改善点を話しています。商品を皆で作っているという感覚で仕事をしているのがこの会社の魅力かな。

何でもチャレンジさせてもらえること、かな。おかげで入社してからパソコン作業もできるようになりましたし、畑仕事もできるようになりました。 あと、会社の飲み会をしたときに、(社長から)最後まで奢ってもらえるところですかね。これまでの会社ではあり得ませんでした。 。

あと、「ご飯食べに行かない?」という会話は多いよね。今日夜、ご飯いかない?みたいな。ご飯食べに行ったときには、仕事の話というよりほぼ雑談していますね。

前の職場は社員の年齢層も高くて、計算は電卓かそろばん。受発注はFAXが当たり前。でも、この会社に入ってからは全部がパソコン。農業に関連する会社で、ここまでデジタル機器を使いこなしている会社は少ないのではないかな。変わっていると思うのは、「これからの十和田市を担う!」と皆で思っているところ、ですかね。

Q.一番やりがいを感じたエピソードや、ネットで入った嬉しい口コミを教えてください!

購入してくれたお客様が、レビューで評価を1で書かれました。電話をして、その理由をヒアリングして、商品の状態やお客様がどんな点に不満を抱かれたのかを聞き、できる範囲で対応しました。 すると、次にまた購入してくださって、つぎは最高の5の評価をしてくださったのです。この姿勢がWANDらしさかなと思います。私自身、このお客様を対応した経験を通じて、私たちのサービスに不満を持った方でも、ファンになってくださるのだ!と驚きました。

今の主力商品である黒ニンニクの商品開発に携わったのですが、試行錯誤の末に、売上がついてくるようになったことは嬉しかったですね。シンプルに、携わった商品がお客様に購入いただき、会社の主力となっていくのを見られるのは嬉しいです。

やりがいを感じるのはやっぱり今、農作業に携わっているので、植えた野菜の芽が出た瞬間ですかね。あとは、収穫した野菜をお客様のもとに届けて「おいしい人参だった、大きくて立派なニンニクだった!」とレビューをいただけるとき。これは格別です。

WANDのお客様って、健康志向の方が多いのです。「何年も御社から買っています」とレビューに書いていただく方もいて。私たちの商品の品質に対する信頼、店舗に対する信頼、そして生産者への信頼がそろっているのかなと。 「御社でしか買いません。おかげで(病気をした母も)何年も元気で生活しています」なんて書いていただいて。高齢のお客様も多いので、励みになります。

Q.みなさんそれぞれに「自分たちの会社だ!」という思いを強くもって働いていらっしゃるのが伝わってきます。それはどうしてそのように感じるのですか?

0から1になった会社、だからですかね。誰かの会社を引き継いでいる訳でなく、創業社長と共に事業を一緒に作っている感覚があります。

雰囲気、ですかね。決められた役割を与えられる訳ではないから、自分から自分ができることや、やりたいことを探しに行っている感覚です。 機械的に扱われているのではく、人として扱われているという感じがして、素直に皆の役に立ちたいと思えます。

(他社には)負けたくない、という気持ちですかね。ニンニクの加工品など、他社がサイトで出していて売れているのをみると正直悔しいです。もっと売れるためにどうすればいいのか、と考えながらやっています。 ランキングとかも気にするし、負けたくないので、立ち止まっていられないですね。常に1位を目指してみんなでやっています。

皆さん貴重なご意見をありがとうございました!

今回はWANDの多様な職種の方々に「入社の決めて」や「会社の変わっているところ、魅力」についてインタビューしてきました。
会社が気になった方は、見学依頼や求人情報への応募をご検討ください。

小売・販売業, 製造業(食品・医薬品・住宅・その他), 卸売・流通業株式会社WAND

Uターンしたい人を受け入れられる地域に。農家さんの所得向上と後継者不足解消を。やりがいある仕事を創造する。 私たちWANDは、現在「素材」として売られている青森県や日本の生産地の一次産品を「商品化」し直接消費者に届けることで、地域課題の解決に挑戦している会社です。また、自らが生産者となる「農業事業」も立ちあげ、ECサイトでの販売も伸ばし続けています。 自分のための仕事、組織のための仕事、地域のための仕事をすべて実現します。