• 社員インタビュー

安心できる入院環境の提供に貢献。地元企業だからこそできる密着型のサポート

安心できる入院環境の提供に貢献。地元企業だからこそできる密着型のサポート

共立寝具株式会社

笹田 瑛太(Sasada eita)

地元弘前出身、入社5年目の笹田さんは、共立寝具で営業部営業課の一員として県内各地の病院を担当しています。病院からのさまざまな要望にも柔軟に応える笹田さんに、仕事のやりがいや、共立寝具での営業の仕事内容などを伺いました。

リネンサプライをとおして、医療・福祉に貢献できる!

高校生のときに家族の病気で付き添いをしたことから、なんとなく医療系の仕事に憧れがあったのですが、最終的には工業高校卒業後に建設資材メーカーへ就職しました。しかしながら入社後も医療系の仕事に携わりたいという思いを捨てきれずに、転職するか、医療系の専門学校への進学を検討していました。そんなタイミングで、「こういう業界もあるんだよ」とハローワークから紹介されて初めて知ったのが共立寝具でした。共立寝具は病院等に対して、シーツや衣類などのリネンサプライサービスを提供する会社だったので、医療や福祉に携われる仕事だと思い、入社を希望しました。

営業の仕事は初めてですし、初めて知る業界での仕事だったので、最初の1~2年はたくさん勉強しました。入社当初はすべて吸収するつもりで仕事していましたね(笑)。現在は入社5年目ですが、高校の時に叶えられなかった夢を、共立寝具で叶えています。

入院環境の細かな要望に応え、不便のない入院生活をサポート

共立寝具では、寝具や病衣、タオル類など、入院等において必要不可欠なものを当社で在庫管理し、クリーニングやメンテナンスを施したのち病院へ納めるという一連の流れ、すなわちリネンサプライ事業を主軸に、弘前市の大学病院や国立病院などの県内の急性期病院をはじめ、老健施設やクリニックへこれらのリネンサプライを企画提案するのがわたしの現在の仕事です。リネンサプライだけではなく、白衣のクリーニングやベッドメイキング業務の委託、カーテンのクリーニング付メンテナンス、備品・什器の販売など、入院環境の身のまわりのこと全般を提案しています。
具体的には、病衣の丈がもう少し短いものの方がいい、という要望に応えたり、付け替えしやすい形状のシーツを提案したり、という感じで、日々業務に当たっている看護師の細かな要望に応えています。入院環境や院内のさまざまな部分に目を光らせることで、院内で困っていることに気付くことができ、医療機器や薬以外の様々なモノに対して対応出来るようなスタンスで営業しています。

最近では手術分野における「サージカルリネン(滅菌までおこなう手術用リネン)」の需要が伸びてきています。もともとガウン(手術中に医療スタッフが着る防護衣)やドレープ類(患者様を保護する布)は綿製品が主流でしたが、使い捨ての不織布製品に変わり、そこから環境面なども考慮し、洗って滅菌し安全かつ機能性の高い再利用が出来る布(ポリエステル素材)製品に可能性があるということで需要が高まっています。
また、最近では、新型コロナウイルスの影響で不織布製品の需給逼迫、価格が高騰したこともあり、そこに対抗できるものとしてポリエステル製のガウンやドレープを滅菌し、すぐに医療現場で使える状態にして提供しています。こういった取り組みによって、医療廃棄物の削減だけでなく、災害などで医療資材が万が一確保できない場合の病院側のリスクヘッジにもなっています。
このような商品の仕組みは現在東北・北海道で共立寝具でしか扱っておらず、この「サージカルリネン」に力を入れて営業しています。

2020年10月には、あおもり手術看護情報交換会と、ちょうど同時期にメーカーさんからオファーがあった滅菌セミナーとタイアップした企画を病院へ提案し、病院・メーカーさんと共にコロナ禍でも大切な情報交換や勉強会を行えないかと何度も打ち合わせをした結果、zoomを使用したオンラインでの開催を実現することが出来ました。県内のオペ看護師の方にサージカルリネンを知っていただく事も出来たため、印象に残っている仕事のひとつですね。
また、新型コロナウイルスによって入院された患者さんに対しても不便なく入院生活を送ってもらえるような仕組みづくりやプランを立て、医療従事者の負担をなるべく軽減するようなプランを提案した時には「ありがとう」と喜ばれ、よかったなとやりがいを感じる瞬間です。

柔軟に要望に応えられる共立寝具の姿勢に価値あり

共立寝具は、基本的には要望を断らず、どうしたら実現できるかを考えて挑戦し続ける姿勢があります。この姿勢は社長の考えなのですが、社員全員が賛同し、同じ姿勢で常に業務に当たっています。
また、要望があったらすぐに行動して対応する、柔軟に動けるフットワークの軽さが他社とは違う部分だと思います。地元企業だからこそ、地元の病院と密着した連携ができていることが、共立寝具が選ばれる一因であると思います。

そのなかで、共立寝具の営業は病院の「サポーター」のような役割を担っています。病院で困っていることがあったら相談に乗り、様々な手段を考えて、少しでも患者様や医療従事者の為になるような仕組みや物品を提案するのが仕事です。病院や老健施設にとって必要かつ最良なものを勧め、使っていただくことで、医療環境はもちろん、自然環境などの大きな枠組みにもいい影響を及ぼすことができます。医療従事者の方々と共に入院時の環境における「安心」を提供しているのが共立寝具です。

後輩社員の心に寄り添い、本人の成長を軸に考えて指導

共立寝具は、明るく和やかな雰囲気で、従業員同士の仲がいい会社です。楽しい職場だなと思います。
全社員130名、そのうち営業部には9名が所属していて、エリアと部門の担当がざっくり分かれています。わたしは官公庁関係の病院とサージカルリネンの担当なので、県内全域で手術を数多く行うような大きい病院を担当しています。
営業部としての繁忙期は、12月~3月の年度末にかけてです。官公庁の病院だと、次年度の入札に向けた資料作りや、次の契約に向けた準備をしていく必要があるので忙しくなります。営業なので、多少の残業はありますが、基本的には週休2日で土日はきっちり休めています。

営業部には、24歳と25歳の後輩社員がいるので、取引先の病院へ一緒に回りながら、少しずつ仕事を教えています。仕事する上で分からないことや疑問に思ったことがあったらどんどん聞いてもらうようにして、本人の成長を軸に考え、どこが分からなかったのか、悩んでいるのかを一緒に考えるような姿勢で、仕事をひとつひとつ教えています。

地元の人が憧れる、弘前一の会社を目指したい

リネンサプライの分野だけでなく、他の分野も含めて、新しい価値を生み出していきたいですね。共立寝具にはすばらしい工場、すばらしいスタッフがいるので、その人たちと一緒に新しいサービスをつくっていけたらなと思っています。
営業のことでいうと、前文でも述べた経験(オペのパート)もあってオンラインでの商品紹介や勉強会等が今後増えていくだろうな、と感じています。社内のどの部門でももっとIT化を図って、仕事をよりしやすく便利な環境にしていきたいですね。それで、地域の皆様の役に立つ事が出来ればこれに勝る事はないのかなと思っています。

共立寝具は、わりと何でもやらせてくれる、企画や提案しやすい自由な社風です。やりたいと言えば任せてくれますし、縛りがないので、社員からの企画や提案は受け入れてくれます。各部門の上長は皆発想力を引き伸ばしてくれていますね。せっかくそういった環境なので、若手社員を巻き込んでどんどん新たな価値を生み出していけたらいいなと思います。
まずは、地元の人に羨ましがられるような、憧れの的となるような弘前で一番の企業を目指していきたいです。自分たちが楽しく働いていて、その様子を見て「この会社に入りたいな」と思ってもらえるような会社に成長していきたいです。

サービス・レジャー業共立寝具株式会社

かつて、病院の衛生状況はあまり良いとは言えませんでした。 今では信じられませんが、私たちが創業した1963年、院内でノミ・シラミなどが流行することがあり、その原因の1つがリネン品(シーツ・枕カバー・タオル等の繊維製品の総称)です。当時は洗濯からアイロンがけまで病院スタッフが行っており大変な思いをしてやっていましたが、本業ではないために衛生管理というものがありませんでした。 リネンサプライ事業では、リネン品の管理・補充を病院からアウトソーシングされ、専門知識に基づいて高度に衛生管理されたリネンを提供することで、院内の衛生環境の向上に貢献してきました。 時代が変わり、我々が提供(サプライ)する物は、モノからコトへ移り変わってきています。例えば、これまで使い捨てだったガウン・カバー等のサージカルリネン(手術資材)は、繰り返し使えるリユース製品に注目が集まっています。時代の変化の中で、新たなスタンダードを作り出し、地域と共に輝き続ける会社であることを目指します。