- 社員インタビュー
作ったものがカタチとして残るのが魅力。生活に直結するものだから維持させる工事にこだわりをもって望んでいます
土木部土木課で係長を務める箱石さん。 八戸工業高校で土木の基礎を学び、現在は管理工事に従事しながら現場監督としての経験を積み、常に10から20の現場を監督するマルチタスクを遂行している。一方で休日はお子さんとの時間を大切にする二児の父であり、家族を支えながら自身の技術向上に意欲を見せている。そんな箱石さんに業務内容や仕事のやりがいについてお話しを聞かせていただきました。
現在のお仕事内容を教えてください
私の場合は管理工事といって、県道における維持、修繕がメインの業務になります。まずは近隣の住民の方からの連絡を受けることから始まります。内容は様々で、木が倒れているとか、道路に穴が開いているとか、側溝が壊れているとか。一度現地を見に行って、役所の方と相談して修繕の方針を決めて工事に入るという流れです。ですから通常の入札をして計画を立てるというような建築工事とはちょっと違うんです。私が担当している仕事は小規模なものが多いので、数にしてみれば10~20の現場が動いています。一日にすべて回りきるのは難しいですが、何かあった際はすぐに動ける体制もしっかりとっています。
入社当時から管理工事をされていたんですか?
いえ、入ったときは先輩についてそのとき動いている現場に付いて仕事をします。道路を作ったり、橋を作ったりという建築工事の方について学んでいくという形ですね。
勤務体系ついてはどのようになっているんでしょうか?
基本的に土木部は直行・直帰が多いです。鉄道関係の仕事で夜勤もありますし冬場は除雪作業も請け負っているので、出退勤も含め業務の管理は個人の計画を優先しています。ただ、毎月一回の全体朝礼と部の会議には参加できるよう調整しなければなりません。
同僚の方と顔合わせる機会は少ないですか?
ああ、それはそうかもしれないですね。やっぱり現場に出ている時間の方が長いですしね、下請けさんだったり商社さんだったりとの会話の方が多いかもしれないですね。でも顔を合わせる機会が少ないとはいえ、同じ会社の職員同士なんで、話せるって内容も多いですしね(笑)。会えば楽しく話しますよ。仕事の情報交換も大事な時間なので、そこは同僚の現場に立ち寄って相談するということもありますね。
この会社と出会ったきっかけを教えてください
私は八戸工業高校の土木出身で、この会社に入ったきっかけも高校の先生の方から話をいただきました。柏崎組はOBが多いということもあって面接にいきました。入社当時は高校でそれなりに土木というものを勉強してきましたが、会社に入って現場で初めて分かることがたくさんありました。もちろん
習ってきてはいるんですが、教科書だけで学ぶので実際理解しにくい部分も多かったですね。だから現場に入って体験すると意味が分かってくる。高校との学びと、現場での経験とで自分自身成長してこれたかなと思います。
この仕事のやりがいを教えてください
一番は道路を作ったりすると、作ったものが形になるというのが一番大きいかなと思います。例えば作った道路を何年かしてから走ると「ああ、ここ作ったな」と、記憶がよみがえるというのもいいですね。当時の思い出は、ほとんどが苦しい思い出ですが(笑)。でもそれも含めていい思い出になってますので。
入社されて思う会社の魅力はどのようなところですか?
100年以上続いている会社で、歴史が長いというのがいいところだと思っています。なかなか100年も続いている企業もないかなと思いますし。それから鉄道関係の仕事など、他ではやっていないような工事も受けていますので、実績が豊富だという面も自信になりますね。
この会社で取得した資格などはありますか?
造園施工管理技士や、現場監督でいる以上必要な土木施工管理技士の資格も取得しています。それから鉄道関係の仕事に立ち入る資格や重機に乗れる資格なども取得しました。資格の取得については会社も100%支援してくれます。ただし試験に2回失敗すると、3回目以降は自己負担というプレッシャーもあります(笑)。
今後の目標や夢があれば教えてください
維持するための工事という仕事はずっと続いていくものです。当然作れば壊れてくるので、壊れたものに対して補修をして、その補修に関して自分の技術を追求していきたいと思っています。私も20年以上土木に携わってきていますが、まだまだ未知の部門もありますし、橋や鉄道など他の土木工事のジャンルで使っているいいところを、維持工事に応用できるように挑戦していきたいと思っています。
求職者の方へメッセージ
この仕事は確かにきつい部分はありますけど、きつくてもその物事が一つ終わると次に生かせる経験になりますし、終わった後完成したものを見る度に「こういうことがあったんだな」という気持ちになれるのも貴重だと思っています。すべてがすべて悪いわけではないと思うので、少しでもやってみようという気持ちがあれば頑張ってもらいたいと思います。