• 経営層・管理者インタビュー

自社独自の高電力抵抗器で世界と渡り合うニッコーム

ニッコーム株式会社

清水目 浩司(Shimizume Koji)

清水目さんは、ニッコーム株式会社入社18年目。部長職として品質管理を任されています。日本唯一の技術で産業用抵抗器を作る会社として、清水目さんが考えるニッコームの魅力について伺いました。

高校から電気一筋!自由にものづくりができる地元企業へ就職

子どもの頃から理科の実験が好きで、豆電球や乾電池など電気関係に興味がありました。高校では工業高校電気科、大学は工業大学に進み、そこでも電気電子工学について学びました。地元就職を考えていたとき、大学の就職説明会に来ていたのがニッコーム株式会社でした。それが、ニッコームとの出会いでしたね。
これまで自分が学んだ知識や技術を活かせるような地元企業は、ニッコームのほかに県内では1社しかありませんでした。就職説明会でニッコーム社員から企業についての話を伺い、後日会社工場へ見学に行きました。実際に工場を見学すると、ものづくりの現場、という感じで、こういう環境でものづくりをしたいと強く思い、入社を決めました。

高電力抵抗器を製造開発する、日本で唯一の企業

ニッコームに入社した当初は技術部に所属し、抵抗器の設計開発を担当しました。その後、製造部での現場経験を経て、現在は品質保障部長・資材部長として、製品の品質をチェックするための検査項目を設定したり、自身でも品質チェックをする役割を担っています。技術部に在籍していたときに「ものづくり大賞」を受賞した経験や、製造部での現場経験が現在の業務に活きていると感じますね。
ニッコームが扱う抵抗器の製品は3種類に分けられます。一つ目が「高電力」と呼ばれる、車や発電所などに使われる電力の大きいもの、二つ目が、「精密級」と呼ばれる精密機器に使われるもの、三つ目が「高周波」と呼ばれる携帯電話の基地局や高周波分野で使われる抵抗器です。創業からの55年間、これら三種類の抵抗器をそれぞれの時代の顧客ニーズに対応しながら開発、製造してきたことで、ニッコームは今まで発展してきたといえます。
現在の主流は高電力抵抗器で、車や新幹線、発電所などのインフラ設備、ロボットなどを動かす電源装置などに使われています。ニッコームはこの高電力抵抗器を製造開発している日本で唯一の企業であり、一番の特徴でもあります。

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個人が自分の裁量で進めていく働き方

ニッコームでは、基本的に個人個人で設計を担当し、自分の裁量で作業を進めます。どんな製品を作りたいのか、設計者個人が過去の設計図などを参考にしながら図面を起こしていきます。
抵抗器は目に見えない電気を流すための部品なので、実際にどういう風に作られているのか、製造過程を知った上で設計しないといいものは作れません。そのため、設計者には必ず製造部を経験してもらうようにしています。製造部は、技術部が設計した抵抗器の図面をもとに、抵抗器を製造する部署。製造側の立場を経験することで、作りやすく設計することを考えるようになります。難しい部分ですが、製造面まで考えて作ることが必要とされます。
抵抗器の製品化は、設計してすぐに形になるものではありません。何度も何度も失敗を重ね、ひとつ抵抗器が製品になるまでには数年を要します。その為、10年先にどんな抵抗器が必要になるかを見極めて製品開発していかなければならない難しさもあります。

ニッコームでは、オーダーメイドの製品もありますが、自社のパッケージ製品もあり、現在はパッケージ製品が売上の大部分を占めています。自社製品は好きに設計できるという点でやりがいがあり、例えばその抵抗器が車などに車載され、その車が道を走っていたりすると、自分たちが作ったものが世の中に役に立っていると実感します。

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1+1=2にならない世界。だからこそ、失敗の積み重ねが大切

電気の世界は、設計どおりにならないことも多々あります。例えば10個設計して、10個うまくいかないこともよくありますが、失敗を恐れてしまうと設計ができなくなってしまいます。「こうすれば失敗する」という実例を積み重ねていくことが大事で、それを積み重ねていけばいつかは成功します。その為、設計担当の社員にはなるべく失敗を経験してもらうようにしており、ニッコームでは失敗の経験がデータとして55年分蓄積されています。数万枚の失敗作の設計図があり、その全てがニッコームの財産です。
また、失敗が多い仕事だからこそ、モチベーションを保つためにはオンオフの切り替えが大切だと思っています。ニッコームでは、仕事の進め方を個人に任せており、残業をすることもありますが、明日でいい仕事なら明日に回していいと話しています。休日もしっかり休めるので各々リフレッシュし、仕事に打ち込める環境を整えています。

失敗した分だけ苦労もありますが、開発が成功し「かたち」になったときの達成感はひとしおです。その達成感を一度味わうと、また挑戦したくなる。そうして常に挑戦し続けています。

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実力が評価され、風通しのよい風土で技術を磨ける

年齢や年功序列など関係なく、実績で評価されるのがニッコームの風土です。与えられた仕事をするのは普通ですが、そこからどれだけ自分で努力したか、という部分を評価しています。試行錯誤して失敗したとしても、挑戦したことを評価します。設計では失敗もたくさんありますが、なぜ結果としてうまくいかなかったのか、原因を必ず設計者本人に考えさせ、次に導いてあげられるようなフォローを大切にしています。
社員の平均年齢は38~39歳で、比較的若い社員もたくさんいます。技術部は設計部門で男性社員が多いですが、製造部は手先の器用な女性社員が6割以上を占めています。入社してから知識や技術を身につけた方も多いので、電気について学んだことがない方でも大丈夫です。

ニッコームは、アメリカ、韓国、ドイツ、イギリスなど、海外にも製品を販売しています。日本製の技術力とブランドを持って、性能と品質で勝負しています。営業担当者はもちろん、資材部や技術部など、どの部署であっても、海外の特約店の方とやり取りしたり、新規のお客様とやり取りする必要があるため英語はできたほうがいいです。本人に勉強したい意思があれば、会社でも金銭的なフォローを含め、様々なバックアップを行う体制を整えています。
また、ニッコームには全従業員対象の「提案改善制度」があり、パートから正社員に至るまで、自由に意見を出して業務の改善に反映させる仕組みが整っています。普通の会社だったら、ちょっとした提案も上司のところで止まって、さらに上には意見が届かないということがあるかもしれませんが、ニッコームではどんな小さなことでも受け付けて、関係者全員に共有するようにしています。風通しがよく、組織のしがらみがない会社です。

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固定観念がなく、柔軟な発想の持ち主はぜひニッコームへ!

ニッコームで働くにあたって、「こうでなきゃいけない」という固定観念さえ持たなければ、どんな方でも働けると思います。スポンジみたいに、さまざまなことを吸収できる方が合っているかなと思います。あとは、失敗を恐れない方!めげない方ですね。めげてもいいのですが、次は取り返そう!と思って頑張れる方。誰でも失敗はするし、何度でも失敗しますので、それをばねにして成長していける方に、ニッコームに来てほしいと思います。
抵抗器は、電気を自在に操ることができる部品です。電気の流れを操るのもそうですし、電気ヒーターのように熱に変換したり、モーターで運動エネルギーに変換することや、蛍光灯のように光にもなります。そんな風に電気を自在に操るための部品です。抵抗器ひとつでいろんなことができるというのが、抵抗器の一番の魅力であるといえます。
これから先も、電気がある限り抵抗器の需要はなくなることはありません。私たちと一緒に新たな未来を作っていきましょう。

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製造業(機械・電気・電⼦・素材・化学)ニッコーム株式会社

もはや当たり前の存在として、生活に欠かすことの出来ない「電気」の存在。その電気が、熱や動力、光、音、映像に形を変え、私達の生活を豊かにしている陰には、いつも抵抗器の存在があります。そんな抵抗器の中でも産業用に特化し、開発から製造までを一貫して行っているのが当社ニッコーム。 独自性がある高い技術を活かして、開発・製造されるニッコームの抵抗器は、車や新幹線、航空機、医療機器など、様々な製品に搭載され、産業用固定抵抗器・パワーフィルム抵抗器では国内シェア100%を占めるなど、日本だけでなく世界中でニッコームの抵抗器が活躍しています。 電気が必要とされる限り抵抗器が無くなる事はありません。電気を自由自在に操る抵抗器の飛躍が、世界の「これから」を作ります。