• 社員インタビュー

世界NO.1の芝浦ブランドを支える人材へ成長

世界NO.1の芝浦ブランドを支える人材へ成長

株式会社青森芝浦電子

新山 優徳(Niiyama Yuto)

車載設計課で自動車向けのサーミスタ温度センサの設計を担当している新山さんは、3年目の若手社員です。標準のサーミスタの形から各メーカーの要求に合わせて新しい形を設計するのが主な仕事で、一つの製品が完成するまで3~4年の歳月がかかるのだそうです。幼少期からモノづくりが好きだった新山さんが、モノづくり業界に進み活躍している姿をぜひご覧ください。

モノづくりが好きだった私が進んだ「サーミスタの業界」

小さい頃からモノを作る事が好きで、小学生の自由研究では犬小屋を作ったり、中学生の技術の授業では電気スタンド作りに夢中になったりと、「自分にはモノづくりが向いているんじゃないかな」と何となく思っていました。その後、工業系の大学に進み、電子回路の設計やプログラミングなどについて学んでいたので、モノづくり業界へ就職したいという思いがあり、当社の企業説明会に参加したのが入社のきっかけです。青森芝浦電子のブースは社員同士の雰囲気が良く、自分と年齢の近い先輩社員がとても楽しそうに企業説明をしていたのが印象的でした。また、大学の先輩が当社で活躍していた事もあり、同じ大学出身の方が居る事も心強かったです。青森芝浦電子は、サーミスタという温度センサを製造している会社で、私たちの暮らしを支える様々な電化製品や車に使用されているのですが、私は大学でサーミスタの勉強はしていなかったので、入社後は1からのスタートでした。恐らく学生時代にサーミスタについて学んでいる学生はいないのでは?と思うので、知識や経験がなくても皆んな同じスタートラインに立ち、一緒にスキルアップしていける環境が整っていると思います。

新入社員の心強い味方「パートナー制度」

当社には「パートナー制度」という充実した教育制度があり、入社後2年間は年齢の近い先輩がパートナーとなり新入社員を育てる仕組みがあります。設計を担当する部署では、必ずCAD(コンピューターを用いて設計するソフト)を使用するのですが、入社当初の私は知識やスキルがなかったので、先輩パートナーに教えてもらいながら社外研修にも参加して少しずつ覚えていきました。仕事で使う専門用語も沢山ありましたが、分からない言葉が出てくると先輩パートナーがその都度丁寧に説明してくれるなど、マンツーマンの指導のお陰でスムーズに仕事を覚える事ができました。パートナー制度がある事によって話しやすい雰囲気が生まれるので、早く職場になじむ事ができますし、困った事があったらすぐに相談しアドバイスを求める事ができます。現場で何か問題が起きた時も、先輩パートナーが責任を持って一緒に上司に報告してくれるのでとても心強かったです。今年で入社3年目を迎えた私は現在、先輩パートナーとして後輩を育成する立場にまわり、先輩に教わったように日々後輩に接しています。日頃からコミュニケーションを取って話しかけやすい雰囲気をつくり、後輩が1人で孤立して仕事をする事のないよう「分からない事があったら仕事の最中でもいつでも話しかけて良いから!」と、後輩が仕事をしやすいようにサポートする事を心掛けています。

先輩パートナーになり視野が広がった3年目

1年目は先輩が担当している案件のお手伝いをさせてもらいながら、専門用語を覚えたり、サーミスタの抵抗値の測定などを行なったりと実務の中で沢山の事を吸収し、2年目になると自分でも案件を持って1人で仕事を進めていくようになりました。例えば、同じパターンの図面の設計作業などは一度教わっているので、できるだけ自分で仕事を進めていき、分からない事に直面した時だけ先輩にアドバイスを求めます。教わった事をある程度一人でできているかな!と実感するのは2年目頃からですかね。入社当初は目の前の仕事をこなす事で精一杯でしたが、3年目となった今では、後輩を育成する立場の先輩パートナーになったこともあり、自然と視野が広がり周りの状況を把握できるようになりました。自分の仕事以外にも後輩パートナーの作業内容や進捗状況を常に把握しておき、私自身が1、2年目の時に分からなかった事やつまずいた所は、先に教えてあげるなど、後輩の作業がスムーズに進むようにフォローしています。

ワンチームで解決へ導く

製品を開発する際、工程設計の段階で抵抗値の測定を行なうのですが、見たこともない現象や問題が起きた時の原因を追究する事が自分にとってまだまだ難しく、今まで以上に知識を身に付けていかなくてはと思っています。通常であれば、過去の資料を確認したり先輩に聞いたりするのですが、過去に例がない場合は、チーム一丸となって協力しあう事で解決に導いていきます。同世代も多く、先輩や上司ともフラットな関係性で様々な意見を出し合う事ができるので、皆んなで共有し、皆んなで一緒にレベルアップしていく環境が整っています。普段はそれぞれの案件を持ち個々に作業を進めていますが、いざという時のチームの団結力は最強だと思います!

世界NO.1のサーミスタで社会の発展に貢献

芝浦電子グループは、国内だけに留まらず海外にも拠点を構え世界NO.1のシェアを誇り、世界に選ばれる高品質なサーミスタを世の中に送り出してきました。当社は、名だたる大手自動車メーカー(トヨタ、日産、ホンダ、スズキ、ベンツ、ジャガー、プジョーなど)や大手電機メーカー(シャープ、ダイキン、東芝、パナソニック、日立、三菱など)とお取引きさせて頂き、各メーカーに幅広く製品を納めている実績があります。万が一、どこかのメーカーの売り上げが伸び悩んだとしても他のメーカーの売り上げは伸び、家電や車の需要自体は変わらないので、全体的に損失は無く、安定している会社という事が言えると思います。また、電気自動車の普及や家電の省エネに伴いサーミスタ温度センサの需要は今後更に増え続けていくと言われており、車載用のサーミスタの設計を担当している私としては、社会の発展に貢献し、世界で通用するモノづくりの仕事に携わっているという事を実感すると、モチベーションが上がり益々仕事も楽しくなります!

交流を大切に~全社員参加型のイベント~

当社は、社員全員での行事をとても大切にしている会社です。社員数は100名を超えていますが、年に3回、全社員が参加するビッグイベントとして、花見、夏祭りそして新年会開催します。5月初旬には、1,600本もの桜が咲き誇る花見の名所、城跡城山公園で花見をしながら飲食を楽しみ、新人賞や勤労賞などの表彰を行ないます。8月には、会社の敷地内で夏祭りを行ない、社員が持ち回りで屋台のスタッフを担当します。日頃の感謝の気持ちを込め、社員やパートさんやそのご家族を招待しておもてなしをする夏祭りの屋台は本格的で、焼きそばやタコ焼き、かき氷などがありお祭り気分を味わえるので、お子さん達には大変人気の行事です。そして、年明けにはホテルのホールを貸し切って盛大に新年会を開催します。中でも盛り上がるのは、余興やビンゴゲームで、年々ビンゴゲームの景品が豪華になっている気がします(笑)。ちなみに、今年の景品は空気清浄機(プラズマクラスター)やゲーム機(プレステ4やswitch)などの家電製品で、皆んなテンションが上がっていました(笑)。

青森を楽しむ!プライベートの過ごし方

私はインディーズのロックバンドが好きで、ライブやフェスに行くのが趣味です。今年は、岩手県最大級のいしがきミュージックフェスと、地元八戸市にある八食センター(鮮魚市場)で開催された八食サマーフリーライブに参加しました。どちらも入場無料で有名なバンドを呼んでいる魅力的なイベントですが、八食センターのライブは年々全国的に有名になり当日は新幹線が取れなくなるほどのイベントだそうで、八戸市民の私としては地元が盛り上がると純粋に嬉しく思います。音楽イベントの他にも夏は、バーベキューをしながらお酒を飲むのが好きですね。自宅では全く飲まないのでお酒が好きと言うよりは、あの雰囲気が好きなんだと思います(笑)。冬はスノーボードシーズンになるので、週末は近くのゲレンデに通い、ナイターが始まる時期になると平日の仕事帰りも足を運んでは、爽快な滑りを楽しんでいます。シーズン毎に青森ならではの遊びを満喫しているので、プライベートも充実しています。

製造業(機械・電気・電⼦・素材・化学)株式会社青森芝浦電子

世界トップシェアを誇る芝浦電子グループのマザーファクトリーとして設立された青森芝浦電子。サーミスタセンサ(温度センサ)の設計開発や製造に特化することで、優れた独自技術の開発を続け、世の中を豊かにする多くの製品を提供してきました。私たちの生活が豊かになるにつれ、より繊細な温度管理が必要とされており、今後も世界的なサーミスタの需要は高まりを見せています。人々の快適で豊かな暮らしに貢献し、世界の「SHIBAURAブランド」を未来に提供していきます。