• 社員インタビュー

学生時代よりも一生懸命になれる場所

有限会社苅田工業

坂本 善(Zen Sakamoto)

公共施設の建具や造り付け住宅の設計を手掛けている坂本さんは、入社23年目のベテラン社員さんです。目に見えて形に残るこの仕事にやりがいを感じ、これからもどんどん新しいことに挑戦していきたいと話してくださいました。木の性質を活かした曲がったカウンターテーブルや、部屋の設計を四角以外にして斬新で面白い空間の使い方など、アイディア満載でチャレンジ精神旺盛の坂本さんですが、実は社長のブレーキ役なのだとか(笑)。家族のような温かい雰囲気の苅田工業の社内で、木のぬくもりを感じながらのインタビューでした。

物心ついた頃から大工道具がおもちゃ

実家の隣が大工さんで、物心ついた頃からちょくちょく遊びに行ってはカンナの使い方などを教えてもらっていて・・・材料や道具がある中で遊んでいました。その頃から、なんとなく「将来は大工さんになるのかな」と思っていたので、学校も自然と建築関係に進みました。当時の学校の先生が弊社社員と繋がりがあり丁度求人を募集しているという事で、先生の紹介で苅田工業に就職したのですが、もう20年以上も前の事なんですね~、懐かしいです(笑)。今思えば、実家の隣が大工さんじゃなければ、この道には進んでいなかったでしょうね。なんだかそう考えると、子供の頃の経験ってその後の人生に大きく影響するんですね!

職人気質「見て覚えろ!」から“育てる”業界へ

私が入社した当初はまさに職人の世界で「技は盗むもんだ!見て覚えろ!」が当たり前の時代でしたから、とにかく仕事を覚えようと必死でした(汗)。最初は、先輩職人の下について補助作業をするのですが、現場での作業すべてが勉強になりましたね。答えは一つじゃないので一人の職人さんだけではなく、沢山の職人さんから話を聞いて色々なパターンを教わり、一つ一つ自分のものにしていきました。自分でも調べたりと日々勉強の毎日で、学生時代よりも一生懸命やった気がします(笑)。

昔は職人気質だったこの業界も、今では職人さんが自分の技術を丁寧に教えて継承していく時代へと移り変わってきています。苅田工業では、次世代を担う若手社員が一日でも早く活躍できるように育成環境を整えていますので、安心してこの業界へ飛び込んできてください!

木の性質を知る

「家をつくり、家具や建具をつくる」そのためには、木の性質を知る事から始まります。適した場所に適した木材を使用するために、木の見極め方や性質を知る技術は、この業界の基本となります。森や林に立っている木であれば、なんとなく木の種類が分かるかもしれませんが、板状で木材となっている木は、見た目が全然違うので想像がつかないんです(笑)。板状の木材が何の木か分かるようになると、家具にはこういう木を使い、建具には真っすぐな木を使わないと曲がってしまうなど、木の性質を知れば知るほど仕事も一段と面白くなります!

住宅部門のエキスパートとして

元々私は大工職人として苅田工業に入社したのですが、社内でのキャリアアップを考えてくれた社長や社長の奥さんが、資格取得を進めてくれました。学生時代よりも一生懸命勉強し(笑)、現在持っている資格は「一級建築施工管理技士」と「二級建築士」の2種類です。そのお陰で、大工職人として現場の建設に関わるだけでなく、建築物の設計・管理の役割や現場の管理・監督の役割など違ったポジションでも仕事に関わる事ができています。住宅部門のエキスパートとして会社への貢献度もアップしているかなと思うと、私自身も嬉しくなりますね。

橋渡し役~社長と職人をつなぎ、お客様と職人をつなぐ~

現在の社長は、私が入社してから9年目に4代目として就任され、異業種からこの業界にきてくださったのですが、丁度その頃は、手書きだった図面がCADになり、デジタルの世界に移行するタイミングでもあったので、「社長が来たら新しい風が吹くかな?」とワクワクしていた自分を思い出します。

社長は、昔から受け継がれてきた良いものは残しつつ、新しく斬新なものは積極的に取り入れていくタイプなので、伝統とモダンを融合した独創的なアイディアを出すのが得意です。その社長のアイディアやイメージを「いかに正確に図面化し職人に伝えられるか?」が私の重要な役割だと思っています。社内では社長と職人をつなぎ、社外ではお客様と職人をつなぐ。この橋渡し役というポジションに責任を持ち、お客様にも社長・社員にも頼られる存在でありたいと思います。

苅田工業の魅力は「オーダーメイド造り付け家具住宅」

弊社は元々、建具屋として創業していますから、弊社の住宅の魅力はやはり「オーダーメイド造り付け家具の住宅」です。キッチンや収納棚、TVボードなど、特にお家に長くいる奥様やお子様などの意見を尊重して寄り添った提案をさせていただき、ご家族全員が満足のいく家づくりを目指しています。

弊社の家具を実際に見てもらいイメージを膨らませてもらうためにも、ご足労をおかけしますが必ず一度はショールームに足を運んでいただいています。お客様の中には、展示してある家具や建具に一目惚れしてしまう方も!それに合わせてリビングや内装を考える方もいらっしゃるので、苅田の魅力が伝わったんだなぁと思うと凄く嬉しいですね。

敵をつくるのは簡単だが、味方はいっぱいいたほうがいい

相手の嫌なところばかり見ていると簡単に嫌いな人ができてしまうし、自分の接し方次第で簡単に敵はできてしまうと思うんです。敵をつくるか味方をつくるかは、結局のところ自分次第だと思います。断然、味方がいっぱいいたほうが良いに決まっていますよね?いざという時に助けてくれるし、心の支えになってくれるはずです。この考え方は、社会人になってから学んだのですが、職場の後輩や自分の子供にも伝えています。職業柄、色々な立場の方々と出会う機会が沢山あったからこそ身に付いた考え方なのかもしれませんね。

建築・土木業有限会社苅田工業

当社は昭和9年に建具店として創業しました。「木を扱う仕事はすべて施工する」を目標に掲げ、地元の木材を使用し、原木から製材、加工、仕上げまでを一手に手掛けています。また、家に人が合わせるのではなく、「人に合わせた家作り」を強みとし、家作りから家族の幸せを作る事を目指して日々業務を行っています。