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目の前を疾駆する人馬一体の騎射に息をのむ。年に一度の例大祭

一帯を杉の老木が取り囲む静謐な場所
八戸市内にある櫛引八幡宮は建久年間(1190-99年)の創建と伝えられる南部氏の総鎮守です。馬産地であった南部地方を象徴する伝統工芸「八幡馬」発祥の地としても知られ、境内のいたるところに八幡馬が配置されています。青森初の国宝でもある鎌倉時代の鎧が二領を所蔵しており、細部に至るまできめ細やかな装飾がとても美しいです。

一櫛引八幡宮最大の祭儀、「秋季大祭」
3日間にわたる祭事で、毎年必ず旧暦の8月14日から16日まで行われ、今年は9月12日から14日まで行われます。
1年の中で最大のお祭りであり、流鏑馬・弓道大会・少年相撲大会などが催され、お祓いを受ける方やご参拝する方々で賑わいます。拝殿で執り行われる神事では、宮司をはじめ神職の皆さんは、正装である衣冠装束に身を包み凜とした空気が漂います。

一遠野(根上)南部氏ゆかりの神事「流鏑馬」
櫛引八幡宮の流鏑馬は、約700年前、南部師行公が櫛引八幡宮で奉納したのが発祥とされています。廃藩置県で一度途絶えるも、約30年前に遠野南部流鏑馬保存会の協力で復活し、現在、旧南部藩領である盛岡八幡宮、遠野郷八幡宮、そして櫛引八幡宮でこの流鏑馬が奉納されています。
奉納では馬に乗った射手奉行が約180メートルの馬場を疾走し、3枚の的を目がけて鏑矢を放ちます。

今年1番の盛り上がりを見せる櫛引八幡宮から、今週は目が離せません。
八戸にお越しの際は、是非、足を運んでみてください。

南部一之宮総鎮守 櫛引八幡宮
〒039-1105 青森県八戸市八幡字八幡丁3
TEL:0178-27-3053

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