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世界遺産登録を目指して

青森市にある三内丸山遺跡は、江戸時代から知られている有名な縄文遺跡です。
平成4年から始まった発掘調査では、縄文時代前期~中期の大規模な集落跡が見つかり、多くの竪穴建物跡や掘立柱建物跡、土器や石器、貴重な木製品などが出土しました。
平成9年には国史跡に指定され、平成12年には特別史跡に指定されています。

現在、この三内丸山遺跡を含めた4道県、合計17の史跡を「北海道・北東北の縄文遺跡群」として、世界文化遺産へ登録すべく、各方面の関係者が協力して取り組みを進めているようです。
今後は、国からユネスコへ推薦書が提出され、2021年の世界遺産委員会で世界文化遺産の決定がされるようです。

世界遺産に決定されることで、注目を集そうな三内丸山遺跡ですが、一足先にご紹介したいと思います。一番上の画像は、教科書にも載っている有名な柱(正式には大型掘立柱建物というようです)。どれだけ大きいのかは、写っている人と比較するとよく分かりますね。

こちらは、縄文時代の住居。(作り方によって、竪穴建物や掘立柱建物と言うようです)
建物以外にも縄文時代を思わせる植物や地形など、豊かな自然環境がそのまま残されている遺跡が数多くあり、また、周囲の施設や資料館では、発掘調査の状況や土器や土偶などの遺物が数多く展示されています。

建物内にある体験工房では、ものづくりを通して縄文時代を楽しむことが出来る様々な体験が用意されています。縄文ポシェット作りや編布作り、ミニ土偶作り、まが玉作り、火起こしなど、どれも貴重な体験が出来るようになっています。

現代に生きる私たちですが、太古の縄文文化から感じるモノや学ぶコトも多いのかもしれません。
これもまた青森の魅力ですね。

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