• グルメ

切り口映え!?中まで赤いりんごっこ

のどかなりんご畑が広がる青森県藤崎町。日本で最も生産量の多いりんごの品種「ふじ」はこの町から生まれました。そんなりんごの町、藤崎町で、現在全国から注目を集めている品種のりんごが育てられているのです。

果肉まで赤いりんご「紅の夢」

「紅の夢」最大の特徴は、切った瞬間にあらわれる色鮮やかな赤色の果肉。本当にりんご?と思ってしまうほど、幻想的な果実です。

当初、紅の夢は母「紅玉」と父「スターキングデリシャス」からできた品種だと考えられていました。しかし、DNA調査の結果、父が違うことがわかりました(衝撃)。

さらに詳しく調べると、父親となったのは同じ農場にある「エターズゴールド」というラベルが付いた木だと判明。しかしながら、このエターズゴールドもまたその名の品種とは違う品種の木であることがわかりました(新撃)。結局、父親は名無しの品種とされ現在も謎に包まれたままだとか。こうして生まれた「紅の夢」はいくつもの偶然が重なり誕生した、まさにキセキのりんごなのです。

赤い果肉のりんごは、国内はもとより世界中で開発競争が進んでいるそうです。この「紅の夢」こそが、りんごの王国青森から世界に羽ばたく日も近いのかもしれません。

ページトップへ戻る