2016/11/21


【AOMORIソウルフードVol.001】寒い日に食べたい!「貝焼き味噌」

【AOMORIソウルフードVol.001】寒い日に食べたい!「貝焼き味噌」
みなさま、冬タイヤへのはき替えは終わりましたでしょうか。こんにちは、青森の仕事運営チーム門脇です。めっきり冷え込んできましたね。今年も冬がやってまいりました。寒くなるとあったかいものが食べたくなるのは人の性というものですが、北国・青森のあったかごはんのというのは、他県の方にとって実は魅力的なものではないのでしょうか?ということで、勝手に始めた「青森のソウルフードシリーズ」第一回目の今回は「貝焼き味噌」をご紹介したいと思います!



貝焼き味噌とは

最近、「サッポロ一番和ラー(サンヨー食品)」から「津軽 帆立貝焼き味噌風」という商品が出ていました。CMを見て名前だけ知っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。「貝焼き味噌」というは、下北や津軽の方での定番の郷土食なんです。ホタテの貝を鍋にして、少量の水にミソを溶き入れ、煮立ったところでホタテや魚の切り身、豆腐やきのこなどを加えて最後にネギを入れ卵でとじるというもの。ああ、もうぐつぐつ煮だってるところを想像するだけでよだれものです。さらにポイントは鍋自体がホタテだということ!ここからまたダシが出て旨味たっぷりの潮の風味が口いっぱいに広がるんです。




あの太宰治も愛した味

青森が誇る文豪、太宰治もまた「貝焼き味噌」のファンだったとか。その著書『津軽』の中で、次のように書いています。

「アンコーのフライとそれから、卵味噌のカヤキを差し上げろ。これは津軽で無ければ食えないものだ。そうだ。卵味噌だ。卵味噌に限る。卵味噌だ。卵味噌だ」私は決して誇張法を用いて描写しているのではない。この疾風怒濤の如き接待は、津軽人の愛情の表現なのである。


風邪を引いた太宰少年が、当時は高価だった卵の入った貝焼き味噌を食べたというエピソードです。
貝焼き味噌のルーツは元禄2年(1674年)といわれており、『江戸料理集』には貝を煮て鶏卵を流し入れる「玉子貝焼」と味噌を出汁で溶いて貝を煮る「味噌貝焼」が記載されており、古くから青森県で愛されてきたソウルフードだということがうかがえます。寒い冬、貝焼き味噌をつまみに、太宰治の小説に目を通すなんていうのもオツですね。

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